2013年の第4四半期の年末商戦は好調のうちに幕を閉じた。米国のデジタルマーケティングテクノロジー企業IgnitionOneが発表したレポートによると、2013年第4四半期の検索広告費は前年同期比12%増。デバイス別では、タブレットが前年同期比82%増と好調だったが、スマートフォンは253%増と驚異的な成長を見せた。タブレットの伸びが落ち着いて見えるのは、エンハンストキャンペーンのターゲティングの制限によるものと見られる。
また、Googleの広告サービス「Product Listing Ads(PLA)」が大きく成長していることが明らかになった。前年同期比で、PLAのインプレッションは380%増、クリックは312%増、そして広告費は618%増となっている。PLAはインプレッション全体の10%、クリックの13%、広告費の16%を占めており、従来のPPC型検索広告を大きく上回っている。
【調査概要】
本調査は、IgnitionOneが、Google AdExその他のディスプレイネットワーク、およびGoogle、Yahoo!、Bingの検索ネットワークにおいて、990億以上のインプレッション、27億以上のクリックをトラッキングして集計したもの。調査期間:2013年1月1日~2013年12月2日
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