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パートナー選びで変わるSNS運用 成果を出すためのチーム編成に迫る

“ワンチーム”になることが効果を引き上げる

MZ:ちなみに御社でも、コンサルタントの教育に力を入れているのですか。

長谷川:もちろんです。当社では主に2つのアプローチで、コンサルタントのスキル向上と均質化に努めています。1つは社内研修制度の充実です。各プラットフォームの基礎知識や広告の仕組み、モニタリングの仕方や炎上を防ぐ方法まで教えています。

 もう1つは、コンサルタントに検定制度を受験させることです。弊社は、一般社団法人SNSエキスパート協会を立ち上げて、SNS運用を学べる機会を提供しているのですが、当社のコンサルタントは同法人の「SNSエキスパート検定」上級を全員合格しています。

MZ:コンサルタントの方の実力を底上げする取り組みが進んでいるのですね。では御社から見て、企業とどのような関係を築けると成果が上がるかを教えていただけますか?

広瀬:理想的なのは、“ワンチーム”になることです。そのためには、商品やキャンペーンの情報など、SNS運用に関係する社内の最新情報を密に共有いただく必要があります。これらをクライアントと同じレベルで把握できているかは運用のクオリティに直結するので、スピード最優先でメッセンジャーなどを使って頻繁にやり取りすることもあります。

 また、ご提案した納品物に対するフィードバックも大事ですね。フィードバックを細かくもらいながら精度高く改善を積み重ねることで、成果も上がりやすくなると思います。

SNS運用は“筋トレ” 続けられる体制が重要

MZ:今、既に外部のパートナー企業と組んで運用している企業も多いと思います。その中で成果に行き詰まりを感じているとき、パートナーを見直すべきかどうかの判断基準などはありますか?

広瀬:効果が上がらないときの対応が、1つの観点になると思います。例えば改善策を出し、実行してくれるか。目標やKPIを柔軟に見直す姿勢があるか。上長(社内)に報告しやすい形でレポートしてくれるかなどですね。

 また、これは初めてパートナーを選ぶ際にもいえますが、自社の目的に対する考えに寄り添った提案ができるかがポイントです。例えば「長期的にユーザーとエンゲージメントを築きたい」と思っているのに、パートナー企業がバズを狙った短期施策を提案してくる状態だと、どうしてもズレが生じます。

MZ:確かに、その方向性をちゃんと理解してくれるかどうかは重要ですね。さて、2回にわたり、SNS運用のポイントと理想のチーム編成についてうかがってきました。最後にこれからSNSで成果を出したい企業の皆さまへアドバイスをいただけますか?

広瀬:SNSは短期的な成果を狙うのではなく、質の高いコンテンツ、役立つコンテンツを丁寧に発信し続けることでファンとの距離を少しずつ縮めていくものです。そのためには運用する現場のモチベーションが重要なので、成果を可視化して、ちょっとした成功例であっても社内で共有するなど、チーム外の人からも応援してもらえるような工夫も必要ですね。

長谷川:SNS運用は筋トレみたいなもので、数日休むと一気にリーチが落ちてしまうこともあるため、継続できる環境と体制づくりが肝心です。

 弊社はフルパッケージでサポートすることもあれば、コンテンツ企画やレポーティングなど、一部のご支援も可能です。また、内製で進める場合も「コムニコ マーケティングスイート」というツールで運用における工数削減のお手伝いもできますので、SNSに関することはなんでもご相談いただければと思います。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2018/02/08 11:00 https://markezine.jp/article/detail/27814

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