LINEとベンチャーリパブリックは、旅行事業分野で資本・業務提携契約を締結した。
ベンチャーリパブリックが運営する「トラベルジェイピー」は、国内および海外旅行の情報を専門に扱う総合旅行情報メディアだ。そしてLINEは、「トラベルジェイピー」との提携を通じ、「LINE Commerce gateway」の新たな入り口として、国内・海外の旅行を比較して検索・予約できる「LINEトラベル」を6月にスタートした。
両社は、LINEが持つ豊富なユーザーベースと「トラベルジェイピー」の培ってきたノウハウを最大限に活かし、タビマエ(旅行喚起および旅行の計画・予約フェーズ)、タビナカ(アクティビティやグルメなど旅行中のフェーズ)、タビアト(旅行後の思い出やオススメのシェアなど旅行後フェーズ)を気通貫して、最適な提案ができるサービスを目指していく。
たとえば、旅行先で急に雨が降り、予定していたプランを変更する必要がある場合には、LINEのリアルタイム性を活かし、雨の日でも楽しめるオススメのアクティビティやグルメ情報を「LINEトラベル」から届けることで、充実した旅行体験を提案する。
なお今回の資本・業務提携により、LINEからベンチャーリパブリックに34%の出資が実施される。あわせて、LINEより取締役3名と監査役1名を派遣し、ベンチャーリパブリックの取締役は計6名、監査役は計2名となる。また、ベンチャーリパブリックの代表取締役社長は柴田啓氏、代表取締役副社長は柴田健一氏が引き続き務める。
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