ソーシャル動画分析サービス「kamui tracker(カムイトラッカー)」などを提供するエビリーは、2018年の国内YouTuberランキングトップ10を発表した。
同ランキングは、「kamui tracker」で独自に集計したデータを用い、2018年に最もチャンネル登録者を獲得したYouTubeチャンネルをランキングにしたもの。
ヒット動画がチャンネル登録者数の拡大に大きく貢献
1位を獲得した「せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shii」は、せんのすけくん・ももこちゃん・あいこちゃん・しろうくんの4兄弟がメインとなって活動するチャンネル。エビリーが発表した2018年YouTube上半期ランキングでは同チャンネルは2位だったが、その後さらにチャンネル登録者数を220万人以上伸ばし、今回1位となった。
とりわけ、2017年8月に投稿された動画「奈良公園でシカにエサやり Deer Feeding Nara Park」は2018年9月以降に視聴回数を大きく伸ばし、累計視聴回数は3億回を突破。登録者数と視聴回数の推移を見ても、同動画がチャンネルの規模拡大に貢献していることがわかった。
海外ユーザーを意識し、動画タイトルや紹介文に英語を併記
次いで2位となった「Kids Labo TV」も、キッズ向けの動画を投稿するチャンネルだ。上半期ランキングでは3位だったが、その後チャンネル登録者を104万人以上獲得。同チャンネルでは、動画のタイトルやチャンネルの紹介文が英語で表記されており、海外視聴者層を意識したチャンネル運営が躍進の要因の一つだと考えられる。
日本語がわからなくても楽しめるコンテンツが成長の要因に
3位には、「圧倒的不審者の極み!」がランクイン。同チャンネルでは、様々な素材を使って包丁を作る動画や、包丁を研ぐ動画が投稿されている。1年前はチャンネル登録者数が約8万人だったが、意外なものから包丁を作り上げていく様子などが視聴者に驚きを与え、短期間でのチャンネル拡大につながったと推測される。
また、同チャンネルの動画は日本語が理解できなくても楽しめるため、海外の言語で書かれたコメントが多く寄せられている。海外の視聴者を獲得できたことが、躍進の要因の一つだと考えられる。
【調査概要】
計測期間:2018年1月1日~12月10日
調査対象:日本国内でチャンネル登録者1,000人以上を持つYouTubeチャンネル
【関連記事】
・Youtuberの影響が顕著に!メルカリ、検索ワード&取引ブランドTOP10を発表!
・若い女性は広告より"インフルエンサー"を信頼/YouTuber活用の施策、浸透度は?【WOMJ調査】
・KDDIとグリーの子会社が提携 バーチャルYouTuber事業において相互のアセットを活用
・YouTuber動画のブランディング効果を可視化!CA Young Labの「iBOS」に新機能
・ロート製薬、キャンペーンにバーチャルYouTuberを採用 Twitter活用で健康レシピ開発も実施