ビデオリサーチは、日本雑誌協会、日本雑誌広告協会に協力し、2019年2月~4月に「雑誌広告効果測定調査」を実施した。
同調査は、雑誌広告に関して業界共通で利用できる客観的な基準値を整備・蓄積すること、また、得られた結果を雑誌広告の効果検証やプランニングに活用していくことを目的とし、各出版社からの雑誌エントリーと、広告会社、およびビデオリサーチの出資による共同調査として実施しているもの。6回目となる今回は、前回に引き続き春発売号にて、21社33誌、計12ジャンル、合計622素材の広告を対象に調査が行われた。主な結果トピックスは、以下の通り。
雑誌広告の「注目率」平均は46.4%、「精読率」の平均は31.6%
雑誌閲読者のうち、掲載された広告に「注目」した(確かに見た)人の割合を示す「広告注目率」は、33誌622素材平均で46.4%となった。また閲読者のうち、広告を「確かに見」て、「内容まで読んだ/じっくり見た」人の割合を示す「広告精読率」の平均は31.6%となった。
興味関心・購入意向では、「記事広告・タイアップ広告」が「純広告」を上回る
広告種類別に主要指標のスコアを見ると、「広告接触率」「広告注目率」では純広告が記事広告・タイアップ広告と比べて高い一方、「興味関心度」「購入・利用意向度」では、記事広告・タイアップ広告が純広告を上回る結果となった。
【調査概要】
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