スペースエンジンは、買取・委託形式で卸仕入れ取引を効率化できる事業者専用の卸・仕入れサイト「orosy」のベータ版を公開した。
同サービスは、D2Cブランドを中心とした各種商品のサプライヤー(製造元や保有元)と、高感度な商品の販売を希望する小売店舗をマッチングするもの。サプライヤーは、商品の卸価格や条件をorosyに登録することで卸販売ができ、小売店舗は、orosy内で商品を検索し、掲載された条件に従って買取または委託(消化)仕入れで商品を簡単に仕入れることが可能だ。
新型コロナウイルスの影響により展示会や商談がキャンセルとなった実店舗のバイヤーは、商品探しに苦労しているケースも多く、orosyを通じて実店舗と相性の良いD2Cブランドの仕入れを行いたいというニーズが高まっている。
2020年6月に公開したorosyのアルファ版では、サプライヤーが100社、カルチュア・コンビニエンス・クラブやナノ・ユニバース、ミサワなど大手小売企業30社が利用した。その中で好評の声が多かったため、バイヤー・店舗アカウントの審査制を廃止しベータ版の公開に至った。
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