オイシックス・ラ・大地は、これまで製造の過程で廃棄されてきた原料を、アップサイクル商品(れまで捨てられていたものに付加価値をつけ、アップグレードした商品)として販売する食品ロス解決サービス「Upcycle by Oisix」を7月8日より開始する。
これは環境問題対策として2020年に発表した同社のグリーンシフト戦略の一環。
第1弾として、冷凍ブロッコリーのカット工場で花蕾をカットしたあとに残る茎を活用した「ここも食べられるチップス ブロッコリーの茎」、大根の漬物工場で廃棄されてきた大根の皮を使った「ここも食べられるチップス だいこんの皮」を発売する。
同社契約工場の一つである農業生産法人 グリーンリーフでは、同社商品の他、様々な企業の商品製造過程で大根の皮が廃棄されていた。こうした廃棄処分見込みの素材を活用した商品の提供で、月間約2トン以上のフードロス削減につながる見込み。
今後も、自社オリジナルのアップサイクル商品開発で、3年後には年間約500トン、当社商品製造に関わる提携先100社の食品ロス削減を目指す。
同社ではこれまでも、需要予測・生産・製造管理の徹底、規格外の野菜を積極的にミールキット「Kit Oisix」に活用し、畑のロスを大幅に削減するなど、食品ロス削減につながる活動を進めてきた。
今回、食品ロス削減取組の対象を当社PB商品製造委託および原料仕入先の約1,700の提携工場に拡げ、商品製造・加工の過程で出る廃棄食材も対象に加えることで、サプライチェーン全体での食品ロス削減に取り組む。
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