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Twitterで流行するインスタントウィン、その効果を事例で探る(AD)

ゲームの盛り上げに貢献!Yostarに学ぶ、Twitter×体験型キャンペーン

 本記事では、Twitterで何度もトレンドインを経験したことのある、ゲーム運営会社のYostarでマーケティングを担当する樋口氏と同社のTwitter活用を支援するユニークビジョンの髙橋氏にインタビュ―。YostarのTwitter上で話題を生む企画術、そして企画のおもしろさを引き出すために活用している、ユニークビジョンのTwitterキャンペーン構築システム「Belugaキャンペーン」が持つ魅力に迫った。

最新情報とユーザーに喜んでもらえるコンテンツを届ける

MarkeZine編集部(以下、MZ):まず、Twitterをどのような役割で活用しているか教えてください。

樋口:元々はゲーム内のイベントやアップデートなどの最新情報を告知する役割として、ゲームタイトルごとにTwitterアカウントを立ち上げ、運用していました。その中でただ情報発信するのではなく、ユーザーに喜んでもらえるコンテンツを楽しめる場として、Twitterの活用を進めています。

株式会社Yostar マーケティング担当 樋口 就大氏
株式会社Yostar マーケティング担当 樋口 就大氏

MZ:ユーザーに喜んでもらえるコンテンツとは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

樋口:弊社のゲームは特徴的なキャラクターが多いので、ゲーム内で伝えきれない設定や個性をコンテンツ化して届けています。

MZ:広告に関してはいかがでしょうか。

樋口:インストール目的の広告はもちろん、定期的に行っているライブ配信の告知にもTwitter広告を活用しています。

Twitter完結で体験型キャンペーンを行うメリット

MZ:Yostarでは、ユニークビジョンのTwitterキャンペーン構築システム「Belugaキャンペーン」を活用し、体験型のキャンペーンを実施していると聞いています。その理由について教えてください。

樋口:先ほどお伝えした、ユーザーに喜んでもらえるコンテンツを作りたいというのがきっかけでした。特に、情報をこちらから一方的に届けるだけでなく、双方向でコミュニケーションができるコンテンツをTwitterで提供できないか考えていました。そういったツールを調べる中で見つけたのが「Belugaキャンペーン」でした。

 「Belugaキャンペーン」には様々な機能がありますが、最初に利用したのはTwitter DM内にチャットボットを導入する機能でした。この機能を活用することで、ゲームのキャラクターと会話でき、より深くキャラクターのことを理解してもらえるのではと思い、導入を決めました。

MZ:ユニークビジョンの髙橋さんにうかがいますが、Twitter上で体験型のキャンペーンを行うメリットを教えてください。

髙橋:体験型キャンペーンには、広告や一般的なキャンペーンを体験型の双方向コミュニケーションに変えることで、ユーザーに楽しんでもらえるという大きなメリットがあります。さらに、Twitterの中だけで、会員登録などの煩雑な操作をせず手軽に楽しめます。

 弊社は、広告をリッチな体験をともなう楽しいキャンペーンに変えることを使命としてTwitterマーケティングパートナーに認定されているため、「Belugaキャンペーン」に体験型キャンペーンの実施に役立つ様々な機能を実装しています。

 そしてYostar様は、「Belugaキャンペーン」の機能を最大限活かしているクライアントの1社です。Twitter上でキャラクターの個性やストーリーを理解してもらうため、非常に凝った企画作りをしており、その実現に「Belugaキャンペーン」の機能を上手く活用いただいています。

ユニークビジョン株式会社 ディレクター/広報 髙橋 涼太氏
ユニークビジョン株式会社 ディレクター/広報 髙橋 涼太氏

Yostarに学ぶ、Twitter上でユーザーが喜ぶ体験とは

MZ:では、ユニークビジョンの「Belugaキャンペーン」を活用し、どのようなキャンペーンを展開してきたのか教えてください。

樋口:最初に行ったのは「アズールレーン」というタイトルのチャットボット企画「アズきゅん2」です。美少女ゲームをモチーフにし、Twitter DM上で質問に答えていくとキャラクターとのストーリーが展開していくというものでした。全10種類の結果を用意することで、何度でも楽しんでもらえる設計にし、ユーザーのエンゲージメントを高めました。

 また、「ブルーアーカイブ」というタイトルではオリジナル任命状作成企画を行いました。「Belugaキャンペーン」の画像合成機能を使い、参加者が必要情報を記入するだけでオリジナルの任命状を作れるようにしました。

 他にも「ブルーアーカイブ」では、「Belugaキャンペーン」のエンゲージポイント機能を活用した「貯めろ!アウトローポイント!」という企画も実施しました。RT・いいね・ツイートの各アクションによってポイントを付与できる同機能を使い、獲得ポイントに応じて異なる商品に応募できるプレゼントキャンペーンを行いました。参加方法をユーザーが選べるようにしたことで、参加へのハードルが下がったと思います。

 そして、最近では「アズきゅん3D」という企画で「Belugaキャンペーン」を活用しています。この企画では、Twitterを操作しているような感覚で楽しむことができるカスタムストーリー機能を活用し、先述の「アズきゅん2」をさらにパワーアップさせました。具体的には、3D動画でクリエイティブをリッチにし、DMのチャットボットに比べスムーズなストーリー進行を実現しました。

ユーザー目線に立って機能をフル活用する

MZ:美少女ゲームをモチーフにするなど、非常に企画が凝っていると感じたのですが、体験型キャンペーンを企画・実行していく中でどのようなことを意識していたのでしょうか。

樋口:一番は、ユーザーの視点に立って企画を作ることですね。また、私や上司もアニメやゲームが大好きなので、自分たちの視点から見ておもしろいかも加味しつつ、議論を重ねて企画を作っています。

 きちんとユーザーにおもしろいと感じてもらえるコンテンツを作ることができれば、ユーザーが口コミで広げてくれ、キャンペーン自体の拡散も進むと考えています。

MZ:髙橋さんはいかがでしょうか。

髙橋:樋口さんのおっしゃるように、まずはユーザー起点で企画を考えていただくことが重要だと思います。「Belugaキャンペーン」では様々な機能を用意していますが、それをどのように使うかは導入企業様次第で変わってきます。

 Yostar様からは常に「こういった企画がしたい」と相談をいただいています。それに合った機能を紹介すると、「さらにこんなことはできないか」と相談いただく内容がどんどん発展していき、最終的にユーザーが楽しんでくれる企画が生まれているので、毎回本当にすごいなと思います。

複数回のトレンドイン、ユーザーからも好反応

MZ:ユニークビジョンとの施策によって得られた成果を教えてください。

樋口:施策によって評価軸が異なりますが、どの施策もユーザーに楽しんでいただけました。各施策に対するツイートを見ても「めちゃくちゃクオリティーが高い」「おもしろそう」などポジティブな声が多く集まりました。ゲームを盛り上げる施策として、どれも大きく貢献したと思っています。

MZ:今回の施策を通じて、どのような学びが得られましたか。

樋口:Twitter完結で施策を行うことのメリットが理解できたのは、大きな学びです。似たようなコンテンツをWeb上で行うことはできますが、実装まで工数もかかりますし、作ったものを告知する必要があります。

 しかし、今回「Belugaキャンペーン」を活用しTwitter上でキャンペーンを完結させたことで、工数を削減しつつTwitterの持つ拡散力を活かして多くの方に体験いただくことができ、トレンドインにもつながりました。この学びは今後も活かしていきたいです。

髙橋:「アズールレーンのようなチャットボットをやりたい」「ブルーアーカイブのエンゲージポイント企画をやりたい」など、Yostar様の事例を見てお問い合わせいただくことも多いです。Twitter上で話題になる企画を作るポイントを、Yostar様からは日々学ばせてもらっています。

業界初を立て続けに仕掛けていく

MZ:最後に、今後の展望について教えてください。

樋口:私たちは業界初の取り組みが大好きなので、今後も新しいことにどんどん挑戦していきたいです。「Belugaキャンペーン」の新機能には、これからも期待しています。

 また、今後の状況も鑑みながら、オフラインイベントの開催も検討していきたいです。「Belugaチェックイン」ではTwitterと連動したイベントキャンペーンも行えるので、オフライン上でもTwitterを活用した施策を取り入れたいと思っています。

髙橋:Yostar様はいつも新しい機能を紹介するたびに、素晴らしい企画にして使っていただけています。ユニークビジョンでは今後も月1ペースで新機能をリリースしていきたいと考えているので、今後も新しい機能をYostar様にご案内し続けて、各ゲームタイトルのファンに喜んでいただける企画を作る支援を行いたいです。

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/11/25 10:30 https://markezine.jp/article/detail/37664