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売る時の安心感も“売る以外”の業務効率化も実現 土屋鞄とMOONRAKERSのShopify活用法

連携のしやすさを活かしてアパレル業界の問題解決にも注力

北山:今回、私もShopify Editions Summer '23のアップデートを確認したところ、多くのページで「AI」の表記が目立っているように感じました。当社では現在、Shopify上でこれらの活用によるさらなる業務効率化に向けて効果検証を行っている最中です。

 他にもShopifyでは、従来は高価とされていたMAツールを機能の一つとして非常に低価格・簡単・即時に利用できるよう提供しています。また、豊富なAPIにより他の多くのサービスとの連携ができるようになっています。多くのサービスと連携できるからこそ、日々Shopifyを使って何ができて、何ができないのかといった調査を日々行っています。

河野:Shopifyは外部のサービスとエコシステム構築されているので、多くの有効なサービスとつなげられることや、ノーコードで実行できるツールも数多く実装されていることがメリットだと思います。そしてそれらを組み合せることで、顧客情報の収集から適切にコミュニケーションを取るといったことまで簡単にできるようになっています。

API連携で外部との連携が可能

河野:北山さんは、AI活用に力を入れていきたいと話されていましたが、西田さんは今後の展望も教えていただけますか?

西田:先述の「ファッション業界の透明性の低さ」を、最新の技術を取り入れることでどのように改善できるか考えています。その一つとしてブロックチェーン技術を使った事実証明が挙げられます。

 すでに欧州ではトレイサビリティーに関する法整備準備も進みつつあり、今後は服の製造国だけではなく素材の生産地までユーザーに開示することが当たり前になってきます。その際に、情報が間違いないものか第三者的に証明できるのがブロックチェーン技術です。

 現状は消費者が素材や服の産地を意識することは少ないと思います。しかし、食品だとみなさんそこは気にされますよね。服の製造における透明性の低さは人権問題や労働環境問題がはびこる温床だと考えていて、本来誰もが誰かが苦しみながら作られた服を着たくはないはずですが、透明性が低いことで着る方もつい目をつぶってしまうこともあるように感じています。

 私達は服も食品のようにトレイサビリティーが当然であるという風潮に変革していくことを目標としています。服の在り方を変える透明性の高い世界──あらゆる技術との親和性があるShopifyであれば、こうした世界観を近々に実現することも可能だと考えていて、現在急ピッチでPoC(実証化検証)の準備を進めているところです。
 

 河野:ありがとうございます。「MOONRAKERS」のプロジェクトには、Shopifyの持つビジョンとリンクしている部分がありますね。今後、Shopifyでも様々な仕組みをオープン化する機能に力を入れていく予定だと聞いているので、私も楽しみにしています。

やりたいことを明確にしてShopifyの活用方法を探す

河野:それでは今後、Shopifyの利用を検討してくださっている方へのアドバイスをお願いします。

北山:ここまでShopifyの良い部分ばかりをご説明してきましたが、「Shopifyは魔法のツールではない」ことをお伝えしておきたいと思います。Shopifyは、カートこそ共通のものですが、装飾の仕方次第で千差万別になるストアです。言い換えると、この組み合わせが上手くいかないことには機能を発揮できません。だからこそ、パートナーと組むことでShopifyを使って“やりたいこと“を明確にしながら実装を進めることが重要になると思います。

西田:私も北山さんの意見に全く同感です。しかしその前提を踏まえた上で、あえて「Shopifyは魔法のツールである」と表現したいと思います。それは完全に素人の状態で始めた我々にとっては、特に初期段階でShopifyの存在が非常にありがたかったからです。

 始めは我々もShopifyを通常のECとしてイメージしていました。しかし、活用していくうちにユーザーとのコミュニケーションのためのメインツールに進化していきました。コミュニケーションツールとして使うことで、ユーザーのほうから新しいアイデアをもらうことだってできるようになります。このように、使っていく中て気づくことがとても多いサービスがShopifyだと私は思っています。

 Shopifyは導入に大きな費用がかかるわけでもないので、これから始められる方はぜひまずは軽い気持ちでその「魔法」に触れてもらいたいと思います。

河野:現在、まだShopifyを「SaaSのECツール」と認識している方も少なくないと思います。ですがお二人からもあったように、Shopifyは現在、ブランドとユーザーの懸け橋となるようなツールに進化しています。さらには、Shopify Plusという上位プランでは、無制限に管理者アカウントを作れるなど、CMSとしての活用にも大いに役立つものになっています。まずは是非気軽にご相談いただければと思います。

Shopifyの活用事例をもっと知りたい方におすすめ!

 Shopifyには興味があるけれど、どのくらい効果があるのか、また導入における時間やコストのハードルなどについてもっと知りたい方のために、事業者様による活用事例を公開しています。

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この記事の著者

三ツ石 健太郎(ミツイシ ケンタロウ)

早稲田大学政治経済学部を2000年に卒業。印刷会社の営業、世界一周の放浪、編集プロダクション勤務などを経て、2015年よりフリーランスのライターに。マーケティング・広告・宣伝・販促の専門誌を中心に数多くの執筆をおこなう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:Shopify Japan株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/10/19 10:00 https://markezine.jp/article/detail/43549

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