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カギはデータの可視化、自動化、パートナーシップ。第三者のコンテンツを通じた広告の効果を最大化するには

課題を乗り越えるカギは、施策やデータの統合管理にあり

MZ:アフィリエイト広告の課題を乗り越えるために、貴社ではどういったソリューションを提供されているのでしょうか。

荒金:課題解消のため、私たちが提供しているプロダクトは大きく二つあります。一つは、成果報酬型のキャンペーンを行う「パートナーシップクラウド」です。パートナーシップマーケティングを行う上で重要な様々なデータを可視化し、施策をワンストップで完結できます。

リアルタイムで様々な詳細データを確認できる(クリックして拡大)

MZ:このツールを用いることで、アフィリエイト広告や成果報酬型のインフルエンサーマーケティングでようやくPDCAが回せるのですね。

荒金:はい。さらに、マニュアルで行っていた作業がデジタル化・自動化されるので、工数削減にもなります。パートナーを探す時も当社のマーケットプレイスを通じて提携交渉ができ、契約締結時にはデフォルトの契約書を作成していれば効率的に進められます。アドフラウドに対する技術も備えているので、不正対策も十分です。

 アメリカ最大級のソフトウェアレビュープラットフォームであるG2では二年連続でMarketing ProductsのTop 50に選ばれており、パートナーシップマーケティングの領域ではimpact.comのみが選出されています。私たちはテクノロジーをDNAとする企業で、データの可視化のみならずUI/UXに関しても多くの投資をしてきたので、それに対する評価をいただけているのはとても嬉しく思います。

 二つ目は、「impact.com/creator」です。先日グローバルでローンチしたプロダクトで、インフルエンサーマーケティングにおいて成果報酬型だけではなく固定費案件型や他のインセンティブモデルでのプロモーションも、パートナーシップクラウドと同一のプラットフォーム上で可能となりました。

 このため、たとえばインフルエンサーマーケティングでファネル上部の認知施策、アフィリエイト広告でファネル下部の獲得型施策までを行うといった形で、すべて一つのプラットフォームで網羅できます。同一プラットフォームで両施策を実施できるようになったのは、今回が業界初です。

impact.comのプラットフォームではこれらのタスクが自動化されており、すべてワンストップで遂行可能
impact.comのプラットフォームではこれらのタスクが自動化されており、すべてワンストップで遂行可能

MZ:一つのツールで管理できるメリットは何でしょうか。

荒金:統合管理のメリットは、まず、同一条件で計測できることです。従来は媒体ごとに異なるツールでプロモーションをしていたため、得られるデータも見え方もバラバラでした。そのため、一つのプラットフォームでデータを媒体横断で計測することで、同じ尺度で各施策を比較分析できます。

 一般的にマーケティング関連の部署は売り上げ指標だけではなく、認知拡大や好意度の向上など複数の指標を追っています。たとえば獲得施策はツールA、認知施策はツールBでとなると、ツールの学習コストや管理画面をチェックするための工数もかさみます。これを効率化できることも、統合管理のメリットです。

 加えて、パートナーとのコミュニケーションの円滑化が挙げられます。一つのプラットフォームでやり取りすることで、既に関係が構築できているパートナーと複数の施策をシームレスに実行できます。

パートナーシップを深化させ、ラストクリック偏重を脱する

MZ:貴社が提唱する「パートナーシップマーケティング」によって何を実現できるのでしょうか。

荒金:ハイレベルな視点でいえば、広告主は様々なデータを元にしてインフルエンサーやアフィリエイター、アンバサダーとのパートナーシップを深化できるようになったことで、プロモーションのパフォーマンス向上が期待できます。

 たとえば従来のアフィリエイト広告は、ラストクリックを勝ち得たパートナーのみが評価されがちでした。しかし細かいデータが可視化されれば、クリックまでに影響を与えCVに貢献したパートナーも評価することが可能です。今までだと、こうしたパートナーの貢献が見えないが故に、提携が中断されてしまうケースもありました。

CVに結び付くまでの詳細なデータを把握し、パートナーの評価が可能(クリックして拡大)

荒金:アフィリエイト黎明期である1990年代の米国で活躍した創業者たちが、「成果報酬型マーケティング」という良いものであるべきメカニズムを、テクノロジーを駆使して広告主とユーザーに良い体験を届けようという思いで誕生したのがimpact.comです。広告主とパートナーがお互いを見つけてつながれる仕組みや、契約からプロモーションが始まったあとのトラッキング、アドフラウド対策などの機能をすべて実装しているのも、こうした思想が背景にあるためです。

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:Impact Tech Japan合同会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/11/07 11:00 https://markezine.jp/article/detail/43687

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