SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

無料で開業! はじめてのドロップシッピング入門

第3回 ドロップシッピングにおける儲けの流れをみてみよう!

 今回は、サプライヤー・セラー双方がどのようなフローで「利益」…、つまりは、「儲け」を得ることができるのかということにフォーカスします。とにかく理解を深めてもらうために、まずはサプライヤーが商品を製造(どこかから仕入れてくるサプライヤーもいます)する部分から順を追って説明していきます!

仮想で仕入れるしくみ

 サプライヤーは、営業の最前線に立つ販売代理店たるセラーに対して、売ってもらうための商品を製造します(上図参照:わかりやすいようにペットボトル詰めのお茶の製造と各々固定値を入れています)。もちろん、商品を製造するにあたっては、さまざまな材料を使って商品として完成させることになるので、お金がかかることになります。

 会計上では、この「製造にかかったお金」のことを“製造原価”と呼ぶのですが(外部から仕入れてきた場合の費用のことを仕入原価と呼びます)、お金をかけて製造したものですから、サプライヤーは製造原価の回収+儲け分を設定しなければ利益がでません。そこで、この商品を売る場合には、製造原価以上の価格でセラーに提供することになります。

 では、サプライヤーが60円の儲けを得る方針だったとしましょう。そうすると、お茶の製造原価は40円なので、儲け分の60円をプラスして100円でセラーに提供することになります(上図参照)。ここでセラーへの譲渡価格である「卸値」というものが決定します。セラーはこの「卸値」で商品を仕入れることになるのですが、ドロップシッピングでは、仕入れるとはいっても商品が実際にサプライヤーからセラーの手元に行くことはありません。したがって、この段階ではお金の動きというものはありません。
 しかしながら、約束上ではセラーはサプライヤーから仕入れたことになっているというのは前回でも説明したとおりです。というわけで、ここからはこの事象のことを仮想的に仕入れている…、とのことから、「仮想仕入れ」と呼称したいと思います。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
カスタマーが購入してはじめて儲けが発生

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
無料で開業! はじめてのドロップシッピング入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

池永 尚史(イケナガ ヒサシ)

 1979年生まれ。CGMブログ・メディアを展開するベンチャー企業、インターネットサービス系企業を経て独立。2010年3月より株式会社ノイズ代表取締役。 ■ 著書・ 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!(技術評論社刊)・  ドロップシッピングスタートブック(技術評論社刊)■ 連...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2006/12/13 12:00 https://markezine.jp/article/detail/441

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング