楽天は、「楽天市場」のAPIを一般公開することを、1月17日に発表した。リリースされたのは、4つのAPIを含む「楽天ウェブサービス(β版)」。同時に、APIの利用に必要なIDの取得や関連情報が閲覧できる「楽天ウェブサービスセンター」のサイトもオープンした。
API(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)は、これをサイトに組み込むことで、そのサービスを外部の企業や個人のサイトでも提供可能にするもの。グーグルやヤフーも自社サービスのAPIをすでに公開している。
「楽天ウェブサービス(β版)」として公開されたのは、「楽天市場」の商品情報を取得する「楽天商品検索API」、楽天市場のジャンル名・ジャンル構造を取得する「楽天ジャンル検索API」、商品コードから商品情報が取得できる「楽天商品コード検索API」、「楽天ブックス」で販売している書籍情報を取得する「楽天書籍検索API」。
APIから楽天の1000万点を越える商品情報を取得することによって、誰でも商品情報を利用した独自のウェブサイトを構築することが可能になった。楽天は、今後もさらにAPIを公開する予定だ。