Linux カーネル上にJAVA VMを搭載するという汎用的なアーキテクチャを持つプラットフォーム「Android」を、組み込み機器のOSとして利用し、デジタル家電などに活用する試みが進んでいる。
NTT東日本は12日、タッチパネルで操作するAndroid端末「光iフレーム(仮称)」の開発を発表した。光iフレームは、無線LAN対応のデジタルフォトフレーム型端末で、通常はデジタルフォトフレームとして利用し、必要なときに、ニュースや天気、レシピやチラシなど、ユーザーが選んだコンテンツを表示する。
また、KDDI研究所は13日、Androidをベースとしたテレビ用のSTB(Set Top Box)の試作品を発表。携帯電話と同じAndroidプラットフォームを採用することによって、携帯電話とSTB上で同じコンテンツやアプリケーションを利用することが可能となる。
このSTBでは、基本機能として、IPTV フォーラム技術仕様準拠のVOD受信機能、IPマルチキャスト放送受信機能、アプリケーション連携を実現している。
【関連記事】
・Google、iPhoneやAndroid向けに携帯よりも大きな広告を表示
・「Androidマーケット」で日本のデベロッパーもアプリ販売が可能に
・ヤッパ、「週刊:手塚治虫マガジン」をAndroid端末向けに配信