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モバイル戦国時代を制覇する!mobidec2007詳細レポート

5ヶ月で7000万人が使った携帯サイト『顔ちぇき!』の今後の戦略


本セッションでは、『顔ちぇき』の仕掛人であるジェイマジック株式会社 代表取締役社長兼CEOの宮田 拓弥氏が、ブレイクまでの軌跡と今後の戦略について語った(この記事はモビデック2007セッションのレポート記事です)。

ユーザーは若者から幅広い層に拡大。新サービスでリピーターの獲得にも成功

 「顔ちぇき!」がスタートしたのは2007年5月。わずか5カ月という短期間に延べ人数にして7000万人が利用し、人気ぶりがテレビにも取り上げられるなど、注目度の高いサービスだ。その仕組みは、携帯カメラで撮った顔写真をメール送信するだけで、自分がどの有名人に似ているか判定できるというもの。

 提供元のジェイマジック株式会社は、2005年の設立より大学や研究機関などと連携してサービスや技術を開発するラボ事業を手がけてきた。その中で、沖電気工業株式会社が提供する顔画像処理ミドルウェア「FSE(Face Sensing Engine)」の顔認識技術を活用して誕生したのが「顔ちぇき」というわけだ。

ジェイマジック株式会社 代表取締役社長兼CEOの宮田 拓弥氏

 サービス開始当時の「顔ちぇき!」で判定結果用に登録された有名人は200人程度。それが、ユーザーの増加と足並みを揃えるように拡充され、2007年11月現在では、有名人との合致性を判定する「本家顔ちぇき」に加え、動物やドラマの登場人物など4種の「顔ちぇき!」などが楽しめる。

 また、リクルートのクーポンマガジン「ホットペッパー」や、大手通販会社であるニッセンとのタイアップによるコンテンツも好調。映画「バイオハザード」とのタイアップでも、内容と連動して「ゾンビ顔」になって返ってくるという斬新さが話題となった。

 こうしたユニークなコンテンツが、容姿に関心の強い若者世代、中でも女性を中心に人気が高まり、現在も利用者が増加し続けている。さらに新たなサービスやコンテンツの拡充により、1度の利用のみならず、リピーターの比率も高まっているという。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/12/13 11:39 https://markezine.jp/article/detail/2303

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