キーマンズネットが実施した「業務用スマートフォンの導入状況(2012年)」では、企業のIT担当者847人を対象にアンケートを実施した。現在の業務用スマートフォンの導入状況は、「既に導入済みである」14.5%、「導入を検討している」7.9%、「興味があり、いずれは検討する」17.2%、「興味はあるが、検討はしない」30.6%、「今のところ関心がない」29.8%となった。
前年調査と比較すると、「既に導入済みである」が6.8ポイント増加し、「今のところ関心がない」も9.5ポイント増加。スマートフォンの「検討フェーズ」にいた企業の導入可否の決断が進んでいるようだ。
また、「導入済み」「導入予定」と回答した人に端末の種類をたずねると、いずれもトップは「iPhoneシリーズの端末」で、「GALAXY Sシリーズの端末」「Xperiaシリーズの端末」が続いた。「iPhone」に関しては「導入予定」回答者では68.1%と約7割近くが導入を検討しており、人気の高さがうかがえる。
また、「導入のきっかけ」については、「業界での業務用スマートフォンの導入が進んでいるため」が最も多く、「社員からの業務用スマートフォン利用の要望が高まったため」「個人利用のスマートフォンを業務利用することでセキュリティリスクが高まるため」が続いている。
【調査概要】
調査期間:2012年3月21日~2012年4月2日
有効回答数:847
調査対象:キーマンズネット会員
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