- 時期:2013年
- 国名:ブラジル
- ブランド:audi
- 業種:自動車
iPadでスクリーンショットを撮ることが広告になる
ドイツ自動車メーカー・アウディによる、同社ラインナップの中で最もスピードが出るスポーツクーペ「audi R8」を訴求するためのiPadを活用したデジタル広告。その名も、“Screenshot AD”。
電子雑誌のあるページに出稿された今回のデジタル広告。iPadで右から左にページをスライドさせていくと、殺風景な高速道路が写ったページにたどり着きます。
すると、ポップアップで「audi R8を見てみたいですか? iPadのホームボタンとスリープボタンを一緒に押してR8の写真を撮影してみてください」と表示されます。
※iPadやiPhoneではホームボタンとスリープボタンを同時に押すと、スクリーンショットが撮れる機能がありますが、今回の施策ではその特性を活かした仕様です。
右下のボタンを押すと撮影タイムがスタート。
画面の左から猛スピードでaudi R8が疾走してきますので、“ココだ”と思ったタイミングでホームボタンとスリープボタンを一緒に押してスクリーンショットを行います。
うまく車体をスクリーンショットできなかったと思ったら、右下に表示される「Try again」のボタンで再度挑戦ができます。
これを何度か繰り返すと、ポップアップで「audi R8がちゃんと撮影できたかどうか、フォトアルバムでチェックして見て!」と表示されます。
実際に自分のフォトアルバムをのぞいてみると、スクリーンショットした瞬間の画像を確認できます。
しっかりと車体が写っていなかったスクリーンショットには、“You need to practice more. Try again.”というテキストが表示されています。
見事車体がフルに写っているタイミングでスクリーンショットされた写真の上部には、“New Audi R8. Audi’s design and technology, at 320km/h”と表示されているという仕掛けが施されていました。
お気づきかもしれませんが、この企画で何が凄いかというと、「audi R8の広告イメージを、一度見て終わらせるのではなく、ユーザーのフォトアルバムに残せる」という点ですね。iPadの特性を活かした秀逸なインタラクティブ広告でした。
iPadを活用した広告に関心のある方は下記記事もご覧ください。
- iPadユーザーが一瞬凍りつく、デバイス特性を最大限活かした電子雑誌のインタラクティブ広告
- iPad利用者の心理を逆手に取った、腹落ち感がハンパないタブレットアド
- “傷の痛みを忘れさせてくれる” バンドエイドの心躍るARプロモーション
- 高級車ブランド「レクサス」、iPadと重ねることで真価を発揮する超絶クールな雑誌広告
- ゲームを体験することで“乳がんの自己診断プロセスをマスターできる” iPad広告
- “フィットネスの効果を疑似体験させる”電子雑誌のインタラクティブ広告
- iPadの特性を最大限生かした、家庭内暴力反対を訴えるインタラクティブ広告
- iPadをかざすと美女&イケメンの下着姿が見られるアプリ
動画はコチラ
参考サイト
先週の紹介キャンペーン
記事転載元:AdGang