デジタルアーツは、「未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査」を実施した。今回で第5弾となる本調査から、約2年強で未成年者のスマートフォン所有の低年齢化が著しく進み、今後もこの傾向がさらに高まると推測される。
未成年の携帯電話・スマートフォンの所有率
何らかの携帯電話を持つ未成年者(10~18歳)のスマートフォン所有率は60.4%となり、半年で10%上昇した。小学生(10~12歳)は37.9%、中学生は55.3%、高校生は87.9%となり、特に女子高校生は95.1%と最も高い所有率であった。
全体のフィルタリング使用率は30.9%で、スマートフォン所有者は32.2%、スマートフォン非所有者は29.0%であった。また1日の使用時間は、小中学生は1時間未満、高校生になると3~6時間未満が約3割と最も多くなった。また、スマートフォン所有者は長時間に渡り使用する傾向が見られた。
半数以上が携帯電話・スマートフォンのない生活は考えられない
未成年者全体の23.9%が「使い過ぎ」と注意を受けた経験があり、対策として気をつけていることは「歩く時はいじらない」(39.1%)、「自転車を運転する時はいじらない」(35.3%)、「人と一緒にいる時はいじらない」(29.3%)に。
また、親子ともに「携帯電話/スマートフォンのない生活は考えられない」と2人に1人が回答した。女子高校生は70.9%、スマートフォン所有者は62.7%とやや高くなった。
【調査概要】
調査対象:何らかの携帯電話・スマートフォンを持つ全国の10~18歳の男女及び、全国の未就学児から18歳の子どもを持つ保護者
調査期間:2014年2月17~18日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,242サンプル(未成年者:618サンプル、保護者:624サンプル)
実施機関:マクロミル
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