Varietyは7月に、米国の10代(13~18歳)1500人を対象に調査を行い、影響力のある人物を調査した。もっとも人気が高かったのはSmosh。26歳の2人組によるオンラインのコメディチーム。2位に入っているThe Fine Bros.も、メインストリームのメディアでの露出が少ないにもかかわらず人気があるお笑いコンビだ。
3位はゲームのプレイ動画などで人気のスウエーデン人YouTuer、PewDiePie(ピューディーパイ)。現在2900万人が彼のYouTubeチャンネルをフォローしている。1位のSmoshのチャンネル登録数1840万を大きく上回る世界的な人気を誇っている。
今回の調査では、影響力のある人物として選ばれた20人のうち、半数がYouTuber、さらにトップ5をYouTuberが占めるという結果となり、テレビや雑誌を通じてセレブとなった従来型の有名人をしのぐ勢いを見せている。近づきがたいハリウッドセレブやポップスターに対して、YouTuberはもっと身近な親しみやすさを感じているようだ。
ランクインしたYouTuberは出身地も得意分野もさまざま。英国出身のKSIはサッカーゲームのプレイ動画で人気を博し、ハワイ出身のRyan Higaはパロディ動画、米国のShane Dawsonはコメディアン・俳優、米国のJenna MarblesはYouTubeのパーソナリティ。Michelle Phanはベトナム系アメリカ人のメイクアップ・アーティスト。ニューヨークのRay William JohnsonはYouTubeセレブ。カリフォルニアのビデオブロガーBethany Motaは、最近買ったものやファッション、メイクなどの情報を楽しい動画で伝えている。
こうしたYouTuberの快進撃は、日本でもHIKAKINをはじめとしたYouTuberによって現在進行中だ。HIKAKINが今年4月、福岡の天神で握手会を行ったところ大勢の小学生が参加。「子どもばかり」「いや、子供の心をとらえているHIKAKINはやはりすごい」と、ネットでも話題となった。
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