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「GAIQ(Google アナリティクス個人資格)」の最新傾向と対策をトランスコスモス山浦氏が解説!

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2015/02/10 12:00

 分析ツールから、マーケティングプラットフォームへ進化したGoogle アナリティクス。そのスキルを問う「GAIQ」とはどのような資格なのか。数多くの合格者を輩出し、自身もパーフェクトスコアラー(正答率100%合格者)であるトランスコスモスの主席コンサルタント 山浦直宏氏が、その傾向と対策を解説します。

なぜ今GAIQ(Google Analytics Individual Qualification)なのか

 2014年はGoogle アナリティクスにとって大きな転換期でした。ユニバーサルアナリティクスへのアップグレードが開始され、アクセス解析ツールからデジタルマーケティングプラットフォームへと大きく進化を果たした年であったと言えます。本連載でも「Google アナリティクス AS “DMP”」と題してその具体的内容や機能について詳細に解説してきました。

 筆者は、Google アナリティクスの進化を捉えて理解するということは、Googleが考えているデジタルマーケティングの姿を理解することに等しく、データを活用したデジタルマーケティングによってビジネスをどのように改善していくのかを理解できる近道だと考えています。市場のニーズを先読みしたGoogleの開発投資から実現されるさまざまな新機能を理解し、いち早く先進的なデジタルマーケティング手法を取り入れる機会を得ること。これが、無料ツールであるGoogle アナリティクスから可能になるわけです。

著者の山浦氏はパーフェクトスコアラー(正答率100%合格者)
著者の山浦氏はパーフェクトスコアラー(正答率100%合格者)

 今回解説する認定資格「GAIQ(Google Analytics Individual Qualification)」の問題構成もGoogle アナリティクスの進化と共に変わってきており、プラットフォームとしての活用に重きを置いた内容となってきています。GAIQは今や、デジタルマーケティングに関わるすべての人が取得し活用できる基礎スキルであると言えます。

 筆者が在籍するトランスコスモスでは、全社を挙げてこのGAIQ学習と取得に取り組み、会社別取得者数としては世界最大級(筆者調べ)と思われる222名(2015年1月現在)が取得し、今後も増えていく予定です。本記事では、最新の問題傾向分析から得られた傾向と対策をお伝えしていきます。

GAIQテスト分析から見る、問題の傾向と対策

 筆者は2010年からGAIQの取得促進と講座トレーニングに取り組んでいますが、これまで接してきた数多のテスト問題とその分析から、GAIQの出題範囲と問題傾向はGoogle アナリティクス自体の進化に合わせて大きく変わってきていることがわかります。

英語の旧試験と日本語の現試験、どこが変わったか【傾向分析】

 現在のGAIQテストは「Googleパートナー」内で日本語化された無料のテストとして運営されていますが、昨年11月までは「Googleテストセンター」内で有料の英語によるテストとして実施されていました。

 Google アナリティクスの理解ステップとしては、大きく分けて「導入」「設定」「レポートの活用」という流れがありますが、以前のGAIQテストはどちらかと言えば「導入」「設定」についての具体的知識や方法を問う問題が多く出題される傾向がありました。例えば、トラッキングキングコードやクロスドメイン計測時に利用するJavaScriptの記述内容についての問題やフィルタやイベントトラッキングなどの具体的設定方法を問う問題など、内容的にも技術面に重きを置く傾向があり、データの活用領域である「レポート画面」の操作・設定や、「ディメンションやメトリクス(指標)」についての問題もあまりありませんでした。

 現在のGAIQでは、それらに加えて、そもそもの導入前に必要な分析の目的や設計の考え方、アトリビューションのような具体的な分析メニューを使ったデータの理解を問う問題、またプラットフォームとしてのGoogle アナリティクスの構成要素や、データモデル(データ構造)を確認するような問題まで含まれるようになりました。さらに広告のキャンペーン計測についての方法や広告配信関連の指標の意味、計測パラメータの知識を問う領域まで追加されています。つまり、単にツールとしてのGoogle アナリティクスの導入設定者を対象としていた範囲から、デジタルマーケティングプラットフォームとしての活用者の育成を目的とした範囲と問題構成になっていると考えられます。

何をもとに学習すべきか【受験対策】

 これらの出題範囲の拡大と出題傾向を踏まえ、受験対策としては何を行えばよいのでしょうか。ここ1~2年の間でGoogle アナリティクスヘルプや技術情報コンテンツであるGoogle Developersの日本語化など、Google アナリティクス関連の公式コンテンツの内容が充実し利便性もかなり向上してきていると感じているユーザーの方も多いと思います。

 これらのコンテンツは、当然のことながらGAIQを取得するための重要な学習コンテンツでもあります。また、学習専用のコンテンツとして昨年から開設されている「Analytics Academy(アナリティクスアカデミー)」は、講師のレクチャー動画と内容テキスト、確認テストから成るGAIQ取得のための最適な学習コンテンツとなっています。現在のGAIQに出題される問題とその解答は、必ずこれら公式コンテンツに記述されている内容をもとに作成されていると思われるので、これらコンテンツをメインに学習することが対策としては最も重要になります。


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著者プロフィール

  • 山浦直宏(ヤマウラ ナオヒロ)

    トランスコスモス株式会社 主席コンサルタント 立教大学経営学部 兼任講師 (株)読売広告社、(株)ファーストリテイリングを経て2005年よりトランスコスモス株式会社に勤務。 ネット広告の黎明期より一貫して、ネット広告、デジタルマーケティング畑を歩む。アクセス解析には2003年より取組み、解析・コンサルティングの実績多数。2010年より現職にてGoogle アナリティクスを推進。社内を中心に行っている「Google アナリティクスIQ講座」では資格取得者220名余(2015年...

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