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「Eコマース市場に新たな旋風を」

ユーザーサポート体制を大幅に充実

 しかし、あまり“オープンソース”の面ばかりをクローズアップすると、サポートなどはどうなっているのかと思う人も少なくないだろう。その点でも「EC-CUBE」は万全の体制を敷いていると、岩田氏は強調する。

 「とくに2007年12月にバージョン2.0がリリースされたのに合わせて、ユーザーへのサポート体制を大幅に充実させました。まずバージョンアップ対応ですが、Windows Updateのようなオンラインで常時アップデートを行うサービスを開始しました。また電話によるサポート契約制度も同時にスタートしました。このサービスはいずれも有償ですが、月額3,000円程度とご利用いただきやすい価格になっています。このサービス体制の整備によって、今までオープンソースの最大の弱点であった“ビジネスとして利用する場合のサポート責任所在”を、ベンダとしてきちんと担えるようになったと自負しています」。

 また岩田氏は新バージョンの発表を機に、今後は従来のASP型サービスの利用層にの期待にも応えることができるようになり、さらに「EC-CUBE」の普及を図っていきたいとも語る。

 「やはりECの王道である“物販”をメインに活用例を増やしていきたいですね。『EC-CUBE』はカスタマイズの自由度が高いので、商品や顧客ごとに機能やデザインを細かく最適化していくことでサイトの独自色を充分に出すことができると思います。また従来は、せっかく商売が順調に拡大していっても、それに合わせたカスタマイズに新たなコストがかかってしまい、業者に費用を払い続けるサイクルから逃れられないパターンが多くありました。その点『EC-CUBE』は運用フェイズに入ってもお金がかからないので、小さな商店スタイルから始めて伸ばしていこうという方でも安心してお使いいただけます」。

 もともと株式会社ロックオンには、長年にわたりECサイトの構築を手がけてきた歴史がある。ここで培ったノウハウやアイディアが盛り込まれていることが、「EC-CUBE」の機能だけでない使い勝手のよさにつながっていると言えるだろう。

 「当社製品の売りの一つである『直感的な操作性』も、もちろん大きな特長です。皆さんに気軽にお使いいただくことで、もっともっと日本のEC市場を活性化させていきたい。『EC-CUBE』には、そのための新しいECのプラットフォームを自分たちで作りたいとの気持ちが込められているのです」。

 このツールがあれば、インターネットでのショッピングはきっともっと楽しくなってくる。そんな予感を与えてくれる「EC-CUBE」の今後に大いに期待したい。

 

参考情報:株式会社ロックオン、12月4日に『EC-CUBE Ver.2.0』の正式版をリリース。ダウンロードはこちらからどうぞ!

 

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この記事の著者

Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)

IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/12/11 18:23 https://markezine.jp/article/detail/2218

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