サイバー・バズは、モニターサイト「ポチカム」会員1,054名を対象に実施した『インターネット情報における信頼性おいてのユーザー意識調査』の結果を発表した。
キュレーションメディアをはじめとする新たな情報発信プラットフォームの勃興により、誰でも“メディア”になることが可能な時代だ。情報が溢れかえる中、情報の客観的な事実やデータでの検証が行われず、「誤った事実」が事実として広がる現象なども注目を集めている。生活者が自分達にとって何が正解かを判断することが難しくなってきている。今回の調査では、相対的にネットの情報に対する信頼度が落ちている現在、ユーザーは情報収集の際に、どういった情報を信頼の材料としているのかを調べた。
情報収集の手段は約9割がネット検索
「何かを自発的に調べようとする際に、どのような手段を最も頻繁に利用しますか」と質問したところ、全体の約9割が「インターネットでの検索(Yahoo! JAPAN、Googleなど)」を利用すると回答し、ネットからの情報収集が主流であることがわかった。
ネット検索をするユーザーの87%が内容に疑いを持つ
情報収集手段としてネット検索を頻繁に利用しているユーザーの内、「インターネット上に書いてある内容に疑いを持った(持つ)ことがある」と回答したユーザーは87%だった。「疑いを持ったことがある」と回答した人にその理由を尋ねたところ、1位「間違った情報が多いため」、2位「匿名の情報が多いため」、3位「企業の広告が多いため」という結果になった。
ユーザーの約8割は情報発信元を重視
「インターネット上に書いてある内容に疑いをもったことがある」と回答したユーザーに対して、「インターネットで情報収集する際、情報の発信元を重視しますか」と尋ねたところ、75%が重視すると回答し、公的機関のサイト、企業サイト、ニュースサイトなど、一次情報発信元が上位に挙がる傾向がわかった。同時に、情報の発信者も重視しているか尋ねたところ、80%のユーザーが重視していると回答。その中でも、医師などの専門家による発信情報が最も信頼されることがわかった。続いて、「一般人(口コミ・個人ブログ・SNSなど)」「タレント・芸能人」という結果となった。
【調査概要】
調査地域 :全国
調査対象者:10~60代の男女
調査方法 :ネット調査
調査期間 :2017年2月3日(金)~2017年2月9日(木)
有効回答数:ポチカム会員1,054サンプル
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