SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2018 Spring

大幅なブランドリフトを実現 ユニリーバ担当者が語る、ライブ動画の活用法

 3月9日の「MarkeZine Day 2018 Spring」2日目にて、ユニリーバ・ジャパンの板倉拓摩氏が「LUX ルミニーク#バスタイムトーク」のキャンペーン事例について講演した。若い世代の女性に人気のあるモデルやタレントを起用し、ユニークなライブ動画の配信したプロモーション施策の全貌を通じて、キャンペーン設計における考え方を明らかにした。

100万超のユーザーが視聴したライブ動画

 今回事例として紹介された「LUX ルミニーク♯バスタイムトーク」は、Twitterのライブ配信アプリ「Periscope」を活用して2017年3月から12月の間に計8回実施されたプロモーション施策だ。

 動画には、有名タレントやSNSで影響力を持つモデルなど若い世代に人気のあるキャストを起用。バスルームに見立てたセットで、パジャマやバスローブを着た2人の出演者がゆるい会話を交わすという内容だ。「LUX ルミニーク」を担当する板倉拓摩氏はまず、同施策がどれだけ視聴されたのか発表した。

ユニリーバ・ジャパン・サービス株式会社 ラックスヘア アシスタント ブランドマネジャー 板倉拓摩氏
ユニリーバ・ジャパン株式会社
ラックスヘア アシスタント ブランドマネジャー 板倉拓摩氏

 「1回のライブ配信で100万超のユニークビューを達成しました。そして合計8回の視聴人数と視聴時間を計算し、仮に1人が見たとすると900年以上見られたことになります」(板倉氏)

 Twitterのアプリを使ったプロモーション施策で予想を超える成果を達成した「LUX ルミニーク♯バスタイムトーク」だが、「ライブ動画の配信という手法を採用するにあたって下記のような疑問があるのではないか?」と冒頭に板倉氏は語った。

 「本施策は2017年2月に行われたブランドのトータルリニューアルをきっかけに、『LUX ルミニーク』の特徴や魅力、コンセプトである贅沢なバスタイムを体験できる機会を提供したいという目的で実施しました」(板倉氏)

ライブ動画が抱える6つの不安

 Twitterのアプリを使ったプロモーション施策で予想を超える成果を達成した「LUX ルミニーク♯バスタイムトーク」だが、「ライブ動画の配信という手法を採用するにあたって下記のような課題があるのではないか?」と板倉氏は語った。

1.ターゲットは見てくれる?

2.マス広告との役割分担は?

3.伝えたいメッセージをコントロールできるのか?

4.ブランディングはどうする?

5.リーチはとれる?

6.効果はあるのか?

 最初のターゲットは動画コンテンツを見てくれるのかという課題は、毎回の視聴人数がユニークで100万を超えるという結果で解決できた。では、2つ目以降の課題をユニリーバはどのように払しょくしていったのだろうか。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
マスではできない、近い距離でのコミュニケーション

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZine Day 2018 Spring連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

浦野 孝嗣(ウラノ コウジ)

 2002年からフリーランス。得意分野は経済全般のほかIT、金融、企業の経営戦略、CSRなど。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/04/26 07:00 https://markezine.jp/article/detail/28272

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング