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ノンアルコールビール市場、10年前の4倍に 「消費増税で休肝日増」も追い風か【サントリー調査】

 サントリーホールディングスはノンアルコール飲料の飲用動向やニーズなどについての飲用動向調査の結果を公表した。

ノンアルコール飲料市場は10年間で4倍に

 2018年のノンアルコール飲料市場は、約2,209万ケース(対前年103%)に伸長したと推定される。2019年は約2,265万ケース(対前年103%)と、市場規模は10年前と比較して4倍以上になるものと推定している(図1)。なお、1ケースは633mlの大瓶が20本入っているものとしている。

図1
図1

 さらに、ノンアルコールビールテイスト飲料を月1回以上飲用する男女1,238人に、ノンアルコールビールテイスト飲料に対する意識や行動について聞いたところ、次の結果が得られた。

1年前と比較して、半数以上が飲用量が増えたと回答

 1年前と比較したノンアルコールビールテイスト飲料の飲用量変化について質問したところ、半数以上(51.6%)が、飲用量が「増えた」と回答し、昨年の調査結果と比較しても増加した(図2)。

図2
図2

 また、 ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用量が「増えた」と回答した638人にその理由について質問したところ、「おいしくなったから」(61.4%)、「休肝日をつくろう/増やそうと思ったから」(31.2%)が上位回答となった(図3)。

図3
図3

 ノンアルコールビールテイスト飲料は危険運転に対する罰則が強化されたことなどを背景に伸長してきたが、「車を運転する機会が増えたから」という理由は8番目(12.9%)に留まった。運転など、やむを得ない事情というよりも、ノンアルコールビールテイスト飲料そのもののおいしさや、自身の健康を気づかうなどの理由から飲用量が増えているとサントリーは分析している。

4割が消費税増税の影響でノンアルコールビールテイストの飲用頻度が増えると回答

 消費税増税をきっかけに、休肝日をつくる機会、ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用頻度、ともに4割以上が増えそうと回答した。

 2019年10月に、消費税が8%から10%にアップすることが予定されている。消費税増税により酒類の価格が高くなった場合、休肝日が増えるかどうか質問したところ、4割以上(43.0%)が「増えると思う」と回答した(図4-1)。

図4-1
図4-1

 今回の消費税増税では、ノンアルコールビールテイスト飲料は軽減税率の適用対象となり、消費税率8%のまま据え置きになる。そこで、消費税増税後、ノンアルコールビールテイスト飲料の飲用頻度が増えるか質問したところ、4割以上(44.5%)が「増えると思う」と回答した(図4-2)。消費税増税後、休肝日をつくる機会が増え、ノンアルコールビールテイスト飲料へのニーズが高まる可能性がある。

図4-2
図4-2

【調査概要】
調査主体:サントリーホールディングス
調査方法:インターネット調査
調査対象:
ノンアルコール飲料に関して、一都三県(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)に在住する20~69歳の成人男女30,000人
ノンアルコールビールテイスト飲料に関して、上記30,000人のうち、ノンアルコールビールテイスト飲料(アルコール度数0.00%)の月1回以上飲用者1,238人
調査期間:2019年4月26日(金)~5月9日(木)
※小数点第2位を四捨五入しているため、数字の合計が100%とならない場合がある

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MarkeZine(マーケジン)
2019/06/12 11:00 https://markezine.jp/article/detail/31293

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