ネットプロテクションズは、コロナ禍の有償オンラインイベントに関する定点調査を実施し、その結果を発表した。
イベント中止・延期への印象、「がっかり」は6割超え
「あなたが参加予定だったイベントの中で、コロナ感染防止のために中止・延期となったイベントはありましたか?」という設問に対し、「あった」と回答した人のうち、無観客開催・中止・延期に対して「非常にがっかり」「がっかり」と感じる人は6割を超えた。
特に「芸能系イベント」「アーティストのライブ」といったエンタメイベントの中止を経験した人の「非常にがっかり」「がっかり」の割合は75%前後と非常に高い水準を示している。
イベント中止経験者のうち、6割以上がオンライン開催を希望
イベント中止経験者のうち、オンライン開催を希望する人の割合は61%を超えた。
中でも、芸能系イベントの中止を経験した人は75%以上と高い割合でオンライン開催を希望する一方、「スポーツの試合」「冠婚葬祭」「学校行事」の中止経験者ではオンライン開催への希望が約半数に留まっており、参加予定だったイベントの種類によってオンライン開催への期待は異なる結果となった。
費用次第で参加を判断する消費者は4割超
有料オンラインイベントに「必ず参加する」「参加費次第では参加する」と回答したイベント中止経験者は66%を占め、とりわけ「参加費用次第では参加する」の回答率が最多の41%となった。
オンラインイベントに定価の半額以上を支払う意思のある人が増加傾向
「オンライン開催形式で参加するとなった場合、どれくらいの参加費用を支払いたいですか?」という設問に対しては、「定価以上」「定価通り」「定価の40~80%」と回答した人が63%を占めた。
一方、2020年3月時点では21%だった「0円(無料参加)」の回答割合は、2021年3月時点では12%に半減し、オンラインイベントに支払い可能な対価が上昇している。
【調査概要】
調査名:コロナ禍でのイベント中止・オンライン開催に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:【第一回】2020年3月、【第二回】2021年7月、【第三回】2021年3月
調査対象:【第一回】20代~50代の男女769人、【第二回】20代~50代の男女842人、【第三回】20代~50代の男女2,049人
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