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ユーザー視点のギフト選びで顧客エンゲージメントを強化。KDDIが選んだ「giftee Box」の強み

“主観的な特典”から“お客様視点の特典”へ

MZ:導入1年目の現時点で、当初の狙いに対する成果や予想外の気づきは何かありましたか?

東:子育て世帯のターゲット層に喜んでいただくという当初の狙いは想定通り達成できたかと思います。お客様からの反応としても、「こんなのいらない」というネガティブな声はまったくなく、「お得でうれしい!」といった声が多かったですね。

 気づきで言うと、篠塚さんもおっしゃったように「giftee Box」のデータを毎月の特典にも活かせる点です。まだまだこれからの取り組みにはなりますが、これまでの主観的な特典選びから脱却して、よりお客様視点で特典をお届けできるようになるのかなと思います。

MZ:では、今後の事業の展望と、そのなかで「giftee Box」をどのように活用していきたいかをお聞かせください。

東:0~12歳という子育て世帯のニーズは幅広いものの、「子育てエールプログラム」というからには、お子様もしくは親世代に喜んでいただける子育て目線の特典を引き続き模索していきます。

 また、お子様がいらっしゃるお客様は、おじいちゃん・おばあちゃんも含めた3世代の中心になっていることが多いです。子どもだけではなく、家族みんなに喜んでもらえる特典へと今後視野を広げて考えていくと、より満足度も上がるのではと考えています。それはつまり特典のバリエーションを増やしていくことだと思うので、「giftee Box」と連携しながら何かできたらと思っています。

ギフトマーケティングをより温かみのあるものへ

MZ:そんなKDDI様の想いを受けて、ギフティ様は今後どのようにサポートを行っていかれますか? サービスアップデートの方向性など、事業の展望とあわせてお聞かせください。

篠塚:「giftee Box」のリリースから約1年経ち、1,000件以上の企業様の施策に導入いただき、配布数は300万件ほどになりました。その中で、お手伝いできることがもっとあるなと感じています。

 最近は「giftee Box」のラインアップのうち、カテゴリーを絞ったシリーズの提供を始めました。たとえば「giftee Cafe Box」というスターバックスやドトールなど様々なカフェで使えるチケットに絞ったもの。これは企業が営業担当者への福利厚生で活用したり、セミナー来場者へのお礼で渡したりするケースが多いです。カテゴリーを絞ることで、シーンに合わせた活用がしやすくなるわけです。先ほどの東さんのお話に近いもので言えば「giftee Baby Box」「giftee Family Box」といったシリーズも企画中です。

篠塚:デジタルギフトのマーケットが広がってきて、気軽にギフトを贈れるようになった分、企業の取り組みでは「ばらまき」になってしまうケースも散見されます。しかし本来個人間でギフトを贈り合う時は、相手やシーンに合ったものを選ぶはず。企業がマーケティングでギフトを使う場合も、きっと人と人とのやりとりではあるので、相手を思ったコミュニケーションであるほうがよいと思っています。そういった意味でも、カテゴリーに特化したシリーズはやっていきたいですね。

 それから、各企業様オリジナルのBoxについては、「これは子育てエールプログラムで選定しています」ということがもっとお客様に伝わるように、フォーマットのカスタマイズの要素なども、今後はご用意をさせていただきたいなと思います。

MZ:「giftee Box」を活用したギフトマーケティングの可能性は、これからも広がっていきそうですね。ありがとうございました。

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/08/02 18:14 https://markezine.jp/article/detail/39393

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