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ビジネスのスピード感が激変!地方の伝統企業がZoomで実現した、BtoCコミュニケーション

製品の魅力やコンセプトをオンラインで伝えるには

MZ:様々なオンラインツールの中で、なぜZoomだったのでしょうか。

桐本(泰):お客様とのコミュニケーション方法を模索している折に、IKEUCHI ORGANIC 京都店店長の益田晴子さんに、ZoomおよびNeat frameのサービス活用について紹介されました。Neat frameとは、Zoomと業務提携を結んでおり、オンライン会議用のデバイス「Neat」製品を提供するメーカーです。

 すぐに京都の益田さんのもとを訪問し、ソリューションの有効性から「これはうちでも使える」と思い導入を決めました。Zoomは使い慣れている方が多いツールですし、当社でも社内ミーティングなどでは利用していたのですが、商談でも活用できると感じましたね。

左奥のディスプレイやNeat製品とZoomを使い、店内で商談やライブコマースを実施している
左奥のディスプレイやNeat製品とZoomを使い、店内で商談やライブコマースを実施している

桐本(順):輪島の民宿や民家など古い建物ほぼすべてに漆が使われています。実際にご覧いただけたら、生活の中に溶け込む様子が伝わります。しかし建物を持って行くわけにもいかないので、お客様に実際に来ていただく必要が出てきます。

 ZoomとNeat製品を活用すれば、良質な画質で世界中の人に向けて発信できます。カメラの自動追尾機能もあるので、スタッフが少ない人数でも使用できる手軽さも、非常に魅力的に感じました。

メールや電話ではできない顧客コミュニケーションを実現

MZ:どのような場面でZoomを活用しましたか?

桐本(泰):個人から団体/法人など規模を問わず、商談やライブコマースで活用しています。設計事務所や従来の取引先である百貨店のバイヤー、新規取引先とのコミュニケーションにおいてもZoomを使っています。

 正直、お客様との商談でもこんなに活用できたのは驚いた点です。現物を持って出向かずともオンラインで色味や質感が伝わり、その場で説明や質疑応答もスムーズに行えるので、非常に重宝しています。

桐本(順):ある家族が、出産祝いに輪島キリモトの商品を検討してくださったことがありました。店舗に足を運んでくださりましたが、高額な手前即決とはいかず……。また来訪することが難しいため、Zoomで対応をしました。

 一つひとつ丁寧に気になる商品の特徴やポイントを紹介し、リアルと遜色なく製品の魅力を伝えることができ、結果として購入を決めていただきました。このようなコミュニケーションはメールや電話では実現できていなかったように思います。

MZ:活用した印象やメリットについてお聞かせください。

桐本(泰):やはりお客様とのコミュニケーションにおける安心感が一番大きいです。つながりやすく途切れず、ストレスフリーで対面のようなコミュニケーションができることに驚きました。地方企業の我々からすると、リアルタイムで相手とやり取りをし、製品について伝えられることは非常に大きいです。

桐本(順):以前は「地方だから」と諦めることも多かったのですが、Zoomのおかげで色々な機会が増えました。仕事はもちろん、全国を飛び回っていた毎月の交通費・宿泊費などのコストを別の投資に回せて非常に効率的です。地方企業にとってZoomは社内活用やBtoBだけでなく、BtoCビジネスにおいても有効だと感じます。

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この記事の著者

釘﨑 彩子(クギサキ アヤコ)

 2019年からマーケティング・広告の専門出版社で編集者として勤務。広報・PR分野を中心に編集業務にあたる。2022年よりフリーランスのライターに。媒体問わず、マーケティング、広報、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ZVC JAPAN株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2023/07/25 10:00 https://markezine.jp/article/detail/42597

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