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結婚式をしない若年層にTikTokショートドラマが響いた!九州の結婚式場アルカディアのチャレンジ

TikTokはコメント欄もコンテンツの一部

──プロモーションを振り返ってみて、松下さんと大串さんはいかがですか?

松下(電通九州):TikTokで結婚式検討層の20代・30代に対象を定めつつ、「テレビCMだけでは今の時代に結婚式を挙げる喜びが十分に伝わりきらない」という当初の課題をショートドラマで解消できたと感じます。

大串(アルカディア):今回の第一目的は結婚式の意味と価値を知ってもらうことにあったため、その点においては非常に手ごたえを感じています。TikTokのコメント欄で「家族のための結婚式もいいよね」という投稿をお見かけしたときはうれしかったです。知りたかったのは、このような生の声でしたから。「私もアルカディアで結婚式を挙げました」などの意外な反応も得られました。

中矢(ごっこ倶楽部):TikTokはコメント欄もコンテンツの一部です。多くのユーザーはコメント欄の投稿を見ながら動画を視聴しています。企業がTikTokを活用する際は、大串さんのようにコメント欄を定性調査の場として捉えるのも有効です。

大串(アルカディア):おかげ様で最近は20代前半のお客様にお越しいただくことも増えているのですが、中には「TikTokでショートドラマを見ました」とおっしゃる方もいて。動画を見てくださっているからこそ、ポジティブにお話を進めることができています。

公式アカウントのフォロワーが少なくてもぜひトライを

──最後に、それぞれのお立場から今後の展望をお聞かせください。

大串(アルカディア):おもしろいコンテンツをつくって発信するアルカディアの姿勢に共感いただき、最終的には当社のファンになっていただきたいため、TikTokショートドラマのお取り組みは単発で終わらせずに続けていきたいです。

 ブライダル業界に限らずどの産業でも言えることかもしれませんが、今は表面的なPRよりも企業の姿勢やメッセージを伝える努力が不可欠です。今後も多くの方々に結婚式の喜びを感じていただけるよう取り組んでいきたいと思います。

松下(電通九州):式場というハード面だけで差別化を図ることが難しい今の時代、企業の人となりが他社との差別化につながると考えます。今後も既存のメディアや手法にとらわれず、アルカディアの人となりを伝えるための提案を続けたいです。

江村(セプテーニ):今回の事例が示すとおり、TikTokショートドラマはコンテンツ自体でバズらせることが可能です。Z世代に対するリーチやブランディングの強化を考えている企業様には必ず貢献できる手法だと思いますし、「せっかくブランデッドムービーをつくったのに、自社の公式SNSアカウントのフォロワー数が少なすぎてうまくいかなかった」という企業様にもぜひTikTokショートドラマを活用していただきたいです。

中矢(ごっこ倶楽部):「コンテンツがバズった」で終わらせず、広く深く拡散させるためにはどうすれば良いか。セプテーニとチームを組むことで、新しい時代のマーケティングを切り拓いていきたいと思います。

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社セプテーニ

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2024/01/09 11:00 https://markezine.jp/article/detail/44236

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