若者の「定額給付金制度」に対する意識を探る今回の調査は、2月から3月にかけて行われ、20代から30代の若者から329件の回答を得た。「定額給付金制度」については、回答者の77.2%が「内容も名前も知っている」と回答したが、その受け取り方については、「知っている」との回答は48.5%にとどまっている。
制度の賛否については、「反対」が「賛成」を大きく上回っているが、賛否を決めかねる回答も31.6%と意見が分かれるかたちになった。しかし、給付金を受け取るかどうかについては96.0%が「受け取る」と回答。制度の賛否とは対照的な結果となった。
支給される12,000円の金額については、57.4%が「少ないと思う」と回答している。では、いくらであれば少ないと感じないかをたずねたところ、「50,000円」や「30,000円」など、実際の支給額よりもかなり高い金額が多くあがっている。給付金の使いみちについては「貯金」が最も多く、「生活費」「飲食代」が続いている。
また「定額給付金に用いられる2兆円の予算をほかの政策に用いるべきと思うか」については、回答者の約7割が、「(ほかの政策に用いるべきと)思う」と回答し、具体的には「福祉・介護」「雇用対策」「医療」などを挙げる意見が多かった。
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