電通は、親の高齢化・介護についての意識調査を行い、高齢の親を持つ子ども(45~64才)800名から回答を得た。回答者の21.4%が同居、38.6%が近居、39.4%が遠居で、年齢が若くなるにしたがって、近居の割合が高くなっている。
親に介護が必要になった場合、男性は経済的な負担増を、女性は精神的な負担増と自分の生活スタイルの変化を心配する傾向がある。
親への心配は自分の加齢とともに強くなり、92%が親のことを気にかけている。親とのコミュニケーションでは、54%が電話やメール・会話を通じて「週1回以上」連絡をとりあっている。
親が寝たきりになった場合、回答者の54%は「自分を頼りにするだろう」と自覚しているが、75%は「介護の知識が十分でない」と認識。要支援や要介護の親をもつ人でも7割が十分でないと感じている。いざというときには外部サービスを利用しながら面倒を見ることになるが、月2万円くらいであれば、親のために負担してもよいという心構えが見られた。
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