日本レコード協会が関係7団体とともにスタートした音楽の不正アップロード防止キャンペーンは、社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)の共通目的基金の助成を受けて実施するもので、東京・名古屋・大阪で約1か月にわたって交通広告を展開し、ウェブでも特設サイトを開設する。音楽の不正アップロードが最高で10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、あるいはその両方を科される可能性のある犯罪行為であることを訴える。
今回のキャンペーンは、日本レコード協会が発行機関となって運用を開始した、正規の音楽配信の識別マーク「エルマーク」の認知拡大も大きな目的のひとつ。「エルマーク」は、レコード会社との契約によって配信されているレコード(CD)音源や音楽ビデオなど、およびそれらコンテンツを配信する事業者のパソコン向け・携帯電話向けサイト、レコード会社の配信サイトで表示される。2月15日時点でエルマークの発行を受けているサイトは、発行予定分も含めて534サイトに達している。
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