KDDI研究所は、投稿内容からクチコミ投稿者のプロフィールを自動的に推定する技術を開発した。この技術では、投稿者のユーザーIDを利用して過去の複数のコメントを取得し、その中に含まれているプロフィール推定に役立つキーワードを収集する。プロフィールが推定できるまでコメントをさかのぼって取得することで高精度なプロフィール推定が可能となる。
たとえば、日常のコメントに「学校」や「部活」、「宿題」などの単語が頻繁に見られるユーザーは、年齢が「10 代」で職業が「学生」、「梅田」「なんば」「やねん」のような単語が頻繁に見られるユーザは関西に居住していると推定する。
本技術の性能を検証するため、ツイッター上でプロフィールが確認できたユーザー約1万人を分析したところ、年齢は80.2%(20代は89.5%)、性別は78.3%、出身は72.6%といった高精度で推定できることが確認できたという。KDDI研究所は、この技術を使った試作システムを、10月に開催される「CEATEC JAPAN」に出展する。
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