スマートフォンゲームユーザーの拡大を受け、日本は2013年12月に、AppStoreやGooglePlayをはじめとしたアプリマーケットにおける売上高で、これまで首位であった米国を初めて上回り、世界一になった(App Annie調べ/2013年12月11日時点)。米国やアジアをはじめとした、海外デベロッパーの日本向けプロモーションニーズも増えており、日本のスマートフォンゲームユーザー動向は世界から注目されつつある。このような背景から、CyberZは、スマートフォンゲームユーザー動向調査を実施した。
並行して遊んでいるスマートフォンゲームの本数
本調査では、スマートフォンのOSをiPhone、Android半数で回収した。並行して遊んでいるスマートフォンゲームの本数は、全体で「2本」の割合が最も高い結果となった。OS別にみると、iPhoneユーザーは「10本以上」の割合が10%で、Androidユーザーの4.6%よりも高い傾向であった。
スマートフォンゲームに飽きるまでの期間
スマートフォンゲームに飽きるまでの期間をたずねたところ、「約1か月」が17.6%と最も高い結果となった。次いで「半年~1年程度」が13.0%に。
遊んでいるゲームタイプ別にみると、ブラウザゲームのみユーザーは「1週間以内」が22.7%であり、アプリのみユーザーの10.2%よりも高い傾向だった。また、アプリのみユーザーは「約3か月~1年程度」が29.2%であり、ブラウザゲームのみユーザーの17%より高い結果となった。
アプリ:AppStoreやGooglePlayからダウンロードして遊ぶゲームのこと。ネイティブ、ウェブアプリを含む。
ブラウザゲーム:Ameba、GREE、Mobage等のマイページから遊ぶゲームのこと。
スマートフォンゲームに即日で飽きた理由
また、「即日」を選択したユーザーは全体の5%だった。その理由で最も多かったのは、「ルールや操作方法が分かりずらいため」が40%であり、次いで、「チュートリアルが長すぎるため」が34.3%という結果に。
遊んでいるゲームタイプ別にみると、ブラウザゲームのみユーザーは、「初回起動時もしくはインストールの際に、ダウンロードが重すぎて断念したため」が最も多く、アプリのみユーザーは「ルールや操作方法がわかりずらいため」が多い結果となった。
スマートフォンゲームを一週間以上続けた理由
スマートフォンゲームに飽きるまでの期間で「約一週間以上」を選択したユーザーのうち、その理由で最も多かったのは、「手軽に遊べるため」が75.9%となり、次いで、「ゲーム内容(ストーリーやシステム)が面白いため」が40.6%となった。
遊んでいるゲームタイプ別にみると、アプリのみユーザーについては「ゲーム内容(ストーリーやシステム)が面白いため」が40.4%とブラウザゲームのみユーザーの28.0%よりも高く、一方「ゲーム内で知り合ったユーザー同士の交流が面白いため」は、ブラウザゲームのみユーザーが選択する割合が比較的高い傾向であった。
一度飽きたスマートフォンゲームを再開することはあるか
一度飽きたスマートフォンゲームを再開した経験について、「ときどきある」が45.4%、次いで「ある」が14.6%と、大半のユーザーにおいて、一度飽きたスマートフォンゲームを再開する可能性があることが明らかに。遊んでいるゲームタイプ別に大差はなかった。
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2013年12月9日~11日
調査対象:普段スマートフォンゲームで遊んでいる15歳~69歳の男女
有効回答数:700サンプル
調査機関:シード・プランニング
調査主体:CyberZ
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