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ニールセン、収入がメディアの利用状況に及ぼす影響を分析

 ニールセンは、米国のテレビ、PC、モバイルなどの全てのメディアの視聴状況をまとめた『トータル・オーディエンス・レポート2015年第3四半期版』を発表した。同社はサマリーとして、次の3点を挙げている。

  1. 低収入世帯ほど、従来型メディアと新しいメディアの両方において利用時間が長い
  2. テレビ接続デバイスは全ての層でほぼ同じ利用率
  3. デジタルデバイスでは高収入層の利用率が高い

 各メディアプラットフォームの利用率を左右する要因として、新しいデバイスやサービスの保有状況、ならびに収入の違いによるデバイスやサービスの利用状況の違いが考えられる。分析の結果、高収入の世帯ほど利用するメディアデバイスの種類や加入サービスの種類が多く、この傾向は特にスマートテレビ、マルチメディアデバイス、タブレット、SVOD等の比較的新しいデバイスやサービスで顕著に現れていることがわかった。

 また、どのデバイスにおいても比較的低収入の世帯の方が、高収入の世帯よりも利用時間が長いことがわかった。これは従来型のデバイスだけでなく、新しいデバイスにも当てはまっている。

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2016/01/15 08:00 https://markezine.jp/article/detail/23745

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