SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

ムーミン×膨大なリーチでPVを想定の1.5倍に~ケンタッキーがLINE NEWSに出稿した理由とは

 老若男女に愛され、誰もが知る人気キャラクター「ムーミン」。2015年11月、ケンタッキーはそのムーミンとコラボレーションしたキャンペーンを実施し、話題化を図るため「LINE NEWS」への広告出稿を行った。本記事では、同社が「LINE NEWS」へ出稿を行った経緯とその結果を聞いた。

顧客の状況に合わせ組織も変化

MarkeZine編集部(以下、MZ):まず、現在の職務内容を教えてください。

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
マーケティング部 DIGITAL・CRM推進担当 マネージャー 塩谷 旬氏

塩谷:マーケティング部の中でデジタル関連の施策を統括しています。ただ、2015年の中ごろまでは、デジタル上のCRMを推進する部署とマス広告を主に展開するマーケティング部は別で動いていました。

MZ:デジタル施策とマス広告の部隊が分かれていたのですね、それはなぜですか。

塩谷:メルマガや自社アプリを活用した施策がまだ社内に浸透しておらず、デジタル上のCRMが異質なものとして捉えられていたのだと思います。ただ、SNSの台頭やスマートフォンの浸透とともにデジタルは重要な顧客接点になったため、現在の組織体制に至りました。

MZ:現在の部署になったことで、役割は変化しましたか。

塩谷:大きくは変わっていません。現在は、メルマガや自社アプリに加えSNSの運営など、オウンドメディアとアーンドメディアを駆使して会員のロイヤリティを高めていくということを目標に各施策を行っています。

LINEは売上に直結しやすいメディア

MZ:今回はLINE NEWS上での広告出稿を行ったとのことですが、そもそもLINEという媒体に対してはどういったイメージを持っていますか。

塩谷:やはりLINEの特徴は膨大なリーチ量にあると思います。弊社のLINE公式アカウントの友だち数は1,600万を超えており、それだけの数の方に情報発信できる媒体は数少ないですね。

MZ:マス広告などを担当する方など、マーケティング部全体での印象はいかがですか。

塩谷:部内でもとても影響力のあるメディアであることはもちろん、売上に直結しやすいメディアという認識が広がっています。実際に「LINEでクーポン付のメッセージを送ってほしい」といった依頼を受けることがかなり増えました。

 特に1,600万いる友だちに対し、メルマガや自社アプリと同様にアプローチできるのが大きいです。ポジショニングとしては、テレビなどのマス広告とメルマガや自社アプリの間に位置付けています。リーチも取りつつ、自社と接点のある方にアプローチができているので。

MZ:LINE公式アカウントの友だち数が1,600万を超えているとのことですが、どういった内容の情報を発信していますか。

塩谷:弊社では年間で約15回のキャンペーンを実施しているのですが、それに関する情報やクーポンが多くなっています。

MZ:クーポンなどの利用率はいかがですか。

塩谷:利用率よりも、母数が多いため多くの方にご利用いただけている印象です。弊社の商品は日常のお食事というよりは、誕生日やクリスマスなど、ハレの日に召し上がっていただくケースが多い。そういった場面でご利用いただけることは大変ありがたいと思っています。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
会員以外のユーザーにアプローチ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、20...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/06/21 10:15 https://markezine.jp/article/detail/24536

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング