8月2日、資生堂は、広告宣伝、化粧品パッケージデザインなどを手がけるクリエイティブ部門を100%子会社化し、資生堂クリエイティブ株式会社を設立することを発表した。
新会社は、意匠部(現・クリエイティブ本部。初代社長福原信三氏が設立した、ポスター、パッケージ等のデザインおよび宣伝広告の企画担当部門)が1916年創設当時から培ってきた、感性に基づくクリエイティブこそが企業価値を創り出すという考え方を大切にしながら、新たな未来の美をデザインするクリエイティブ集団への飛躍を目指す。
また、クリエイティブ人材のパフォーマンスを最大化すべく独自の人事制度を導入し、外部クリエイターとの協働や多様なグローバル人材の採用強化、クリエイターが創作活動により集中できる環境づくりを推進する。
なお設立は、2022年1月1日を予定。
同社は、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指し、中長期経営戦略における一つの柱として「成長基盤の再構築」を掲げ、「ブランドを強くするマーケティング革新と組織強化」に取り組んでいる。今回の取り組みはその一環。
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