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250万人規模のデータで解説!今月の消費トレンド速報

「チェンソーマン」「呪術廻戦」はいつキャズムを越えたのか?検索トレンドから見えた共通点

 マーケターにとって、世の中の流行やトレンドを押さえておくことは重要なポイントです。今消費者は何に注目しているのか、どんなニーズを抱えているのか? ヴァリューズが有する国内250万人規模の消費者行動データから、トレンド分析ができるツール「Dockpit」 を用いて、消費者トレンドを探っていきます。

大ヒット中!ダークヒーローが主人公の「チェンソーマン」

 「チェンソーマン」、読者の皆さまは聞いたことがあるでしょうか?

 第1部が週刊少年ジャンプ2019年1月号~2021年2月号で、第2部が少年ジャンプ+で2022年7月から連載されており、いわゆるジャンプ王道のヒーローものというよりは、ダークヒーローが主人公のストーリーです。

 舞台は人間と悪魔が存在する社会。借金まみれで貧乏な生活を送っていた主人公デンジは、チェーンソーの悪魔のポチタと共にデビルハンターをしながらどうにか生きていました。しかし、ある日残虐な悪魔に襲われてしまい……!? というところからストーリーが展開していきます。ストーリーの詳細は本編をご覧いただくとして、注目したいのは、チェンソーマンがどのように広がっていったか? です。

 「Dockpit」のデータでは、2022年6~9月にかけて検索ユーザー数が急上昇しており、上昇前と比較すると約13倍にまで検索ユーザー数が伸びてきています。大きな盛り上がりを見せている「チェンソーマン」について、「Dockpit」のデータで詳しく分析してみましょう。

「チェンソーマン」検索ユーザー数の推移(2022年6~9月)
2022年6~9月「チェンソーマン」検索ユーザー数の推移(Dockpit/PC・スマホ合算)

検索データで振り返る、チェンソーマンの盛り上がり

 まず、「チェンソーマン」検索ユーザー数データを時系列で見てみます。下のグラフは、過去3年間の「チェンソーマン」検索ユーザー数(UU)の変化です。

2019年10月~2022年9月「チェンソーマン」検索ユーザー数UU(Dockpit/PC・スマホ合算)
2019年10月~2022年9月「チェンソーマン」検索ユーザー数UU(Dockpit/PC・スマホ合算)

 第1部連載終了時に大きく盛り上がり、その後何かしら話題がある度にUUが盛り上がっています。そして、第2部が開始した2022年7月より大きな盛り上がりを見せており、読者の期待値がかなり高かったのではないかと推測できます。今回出したのは2022年9月までのデータですが、2022年10月からアニメの放映もスタートしているので、今後どのような動向になるか注目したいところです。

 検索ユーザー数の変化についてはご紹介した通りですが、チェンソーマンの動向でおもしろいポイントは「関心者の属性の移り変わり」にあります。これも「Dockpit」のデータで詳しく見ていきましょう。

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この記事の著者

伊東 茉冬(イトウ マユ)

ヴァリューズでマーケティングコンサルタントとして、化粧品・日用品・住宅など様々な大手企業のマーケティング支援に従事。また、自社セミナーでは講師としてコロナで変容した消費者トレンド分析などを行う傍ら、得意とする美容系商材・サービスへの知見を活かし、美容業界誌やマーケティングメディアに多くの記事を寄稿している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/11/22 09:30 https://markezine.jp/article/detail/40468

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