政府は、高い省エネ効果を持つ家電製品の購入に対して、さまざまな商品・サービスと交換可能なポイント「エコポイント」を付与する制度を設け、5月15日以降の購入を対象として実施する。対象となるのは、省エネラベルで「4つ星」以上がついているエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビの3つ。
4つ星以上のモデルを購入すると、エアコン、冷蔵庫で5%、地デジ対応薄型TVは10%のポイント還元が予定されている。しかし、ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンの調査によると、エアコン、冷蔵庫は4つ星以上と3つ星モデルの価格差が大きいため、ポイントによって価格差を埋めることは難しい状況となってnいる。
一方、薄型TVは5つ星の製品が市場の大半を占めており、これらのモデルがポイント付与の対象となる場合、10%の還元はそのまま価格の引下げにつながる。また、同じ5つ星でも、37インチの平均価格約145,000円に対して、40インチは149,000円と価格差が小さいことから、ポイント還元でサイズアップ分の価格差を埋めることができる。
せっかく導入される制度をうまく利用するためにも、省エネ効果をはじめとして、さまざまな選択肢をじっくり比較検討する必要がありそうだ。
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