私は毎月、社内講師を行っていますが、なかなか満足いく勉強会が出来ておりません。しかし、繰り返し実施していくなかで気づいた事も沢山ありました。今回はその内容を紹介いたします。大きく分けて「準備編」「会場セッティング編」「当日編」「アンケート編」の4つになります。
事前準備
「準備8割、本番2割」という格言がある通り、事前の準備は当然大切です。特にはじめて勉強会を行う場合は、その内容とプレゼン手法に関してしっかり考える必要があります。例えば、以下のような内容を決めないといけません。
目的は?
厳密には、目的というよりは、「参加者に何を理解して貰いたいのか?」となります。アクセス解析の基本的な用語を理解して欲しいのか? ツールの使い方を覚えて貰いたいのか?運用ルールを伝えたいのか? 持って返って欲しいポイントをまずは箇条書きにしてみましょう。箇条書きをした内容が、参加者を募集する際、文言の一部になります。
開催時間は?
1時間で良いのか? それとも6時間くらい行った方が良いのか? もちろん内容にも寄りますが、実習形式(特にPCを使う場合)は数時間確保しておいたほうが良いです。
プレゼン方式は?
パワーポイントでひたすら説明をするのか? PCを使って演習形式を行うのか? 資料は印刷をして配布をするのか?様々な手法があります。ここは様々な意見があるかと思います。
アクセス解析に置いては、「資料は原則配布(メモを取ったり、気づきを書いたり、持ち帰って使える物が出来たりするため)」「操作を覚えるのであれば実際にアクセス解析画面を操作して貰う」「仕様を理解して貰うのであれば、参加者に質問をする授業形式」が良いのではと考えています。
対象者のレベルは?
勉強会を成功させるためには、相手のことを知ることです。
勉強会ごとに完全にカスタマイズした内容を作るのは難しいかもしれませんが、相手に応じて数枚のスライドを追加したり削除したりという事は可能かと思います。はじめてアクセス解析を使う人なのか? 今までもアクセス解析を使っていたが、新しいツールを学ばないといけないのか? 集客・サイト内改善どちらの担当なのか? 話す相手はいろいろです。可能であれば、事前に参加者に簡単なヒアリングをしておきましょう。
また、基本の資料が揃ってきた段階で、勉強会を分割して、参加者のニーズにマッチするものだけ参加してもらうという考え方もあります。例えば、以下のような形で分けて、それぞれごとに参加者を募るという方法もあります。
これら条件を明確にした上で資料の作成を行いましょう。
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