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プロダクトライフサイクルを意識して練り上げる経営戦略

2007/05/29 09:00

前回までは、主に市場に商品やサービスを投下するまでに気をつける点を書いてきました。今回は、市場に商品やサービスを投下した後のプロダクトライフサイクルで気をつけている点について述べていきます。

プロダクトライフサイクルとは

 市場に商品やサービスを投下した後のプロダクトライフサイクルについて説明していきます。まずプロダクトライフサイクルとは何のことでしょうか。プロダクトライフサイクルとは、市場を5段階(製品開発期、導入期、成長期、成熟期、衰退期)のフェーズに区切った、売上と利益の変遷を指します。

 次に、プロダクトライフサイクルの各フェーズで留意する点について見てみましょう。導入期は、新製品が最初に発売された時を起点とします。導入には時間がかかり、売上が伸び悩むことも多いです。この段階では、売上が少なく、流通や販売促進に費用が多くかかるため、他のフェーズに比べて、利益はマイナスになるか、あってもわずかです。流通業者に関心を持ってもらったり、消費者に知ってもらったりするために費用が多くなります。

 この段階では、市場が製品の改良を望まないことが多く、製品も基本的なものを販売していることが多いため、最も購買意欲の高そうな顧客層に絞って販売することが基本となります。そのため市場に受け入れられるだけの要件が満たされているかがもっとも重要になります。次の成長期に入った段階で競合他社が容易に低価格戦略を取れないようにするために、とくに4Pの中でも製品(Product)と価格(Price)の折り合いがついているかを注意します。

 製品が市場に受け入れられると、成長期に入り急速に売上が伸び始めます。とくに口コミで良い評判が出た時は著しく成長します。利益機会にひかれて競争相手が市場に参入し、新たな製品特徴を謳い市場は拡大していきます。競争相手が増えると、流通販路が増え販売数が伸びる反面、競合他社に自社の既存シェア、潜在シェアを取られないようにする必要があります。

 次にプロダクトマネージャーが取りうる戦略をあげてみましょう。

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