iPadはすでに150万台が米国の教育機関で利用されており、そのうちの1000か所では、1人につき1台ずつ配布されているという。この教育との親和性をより一層高めるため、アップルは教育機関向け、また個人の学習向けに新たなサービスを開始した。
今回発表されたアプリ「iBooks 2 for iPad」では、イメージをタップしてキャプションを表示したり、3Dオブジェクトを回転させるといったインタラクティブ操作が可能。iBookstoreではすでにMcGraw-Hill and Pearson社の物理、化学などのテキストブックを提供しているが、現在のことろ米国でのみ提供となっている。
また、アップルは電子教科書をつくるために、無料で利用できるオーサリングツール「iBook Author」も公開した。アップルは同日「iTunes U」アプリもリリース。iPad、iPhone、iPod touchに対応したこのアプリでは、ケンブリッジ、オックスフォード、ハーバード、スタンフォードなど、世界でもトップクラスの大学の講義、書籍、小テストなどのコンテンツを、スライドショー、動画、電子書籍、PDFなど、多様なフォーマットで提供する。
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