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何をするかより誰とするか ソーシャルリクルーティング「Wantedly」のビジネスモデル

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2012/05/17 14:00

 次々と立ち上がるソーシャルリクルーティングビジネス。なかでも2012年1月30日に本リリースした「Wantedly(ウォンテッドリィ)」 は、カヤック、pixiv、はてななどのWebサービス企業が利用していること、コンセプトの独特性、そして起業メンバーの経歴などから注目を浴びている。ウォンテッド株式会社CEOの仲暁子さんに、同サービスのビジョンやビジネスモデルなどをうかがった。

ハードルを低くして潜在層を動かし、ミスマッチを防ぐ

 Wantedlyのコンセプトは、「気になる会社に、遊びにいこう」。具体的な求人情報はなく、採用企業側と働く人が「デート」するきっかけを提供している。「ウォンテッドを良くしたいガチエンジニアウォンテッド」といったコピーから詳細を見ると、ウォンテッドされている「人」が「やること」の説明、そして採用企業側のメンバーの紹介が掲載されている。それを見て関心を持ったら、「話を聞きに行く」ボタンからエントリー。企業側が会いたいと思った人に連絡を取るという仕組みだ。Facebookでログインするため、企業も働く人側も「つながり」を見ることができる。

http://www.wantedly.com/

 「転職を恋愛に例えると、多くのベンチャー企業が『将来出世するかもしれないけど、まだそれほどイケてない』状態だと思うんです。それでいきなりプロポーズしても、なかなかOKはもらえないですよね。だからちょっとハードルを下げて、『まずはデートから』なんです。

 また、世間ではそれほど名を知られていない企業でも、Facebook上に共通の知り合いがいればぐんと親近感がわきます。他業界では無名だったり、イメージが誤解されて伝わってしまっている企業も、中にいる人たちが光っていれば人気企業と勝負できる。そういうサービスを目指しています」

ウォンテッド CEO 仲暁子さん

 そう語る仲さんは、1984年生まれの27歳。新卒で外資系投資銀行へ入社し、2年間勤務。その後、Webサービスの立ち上げやFacebookなどを経て独立し、2011年3月から本格的にWantedlyの開発を始めた。人材業界とは無縁のキャリアである。

 「転職活動では、企業も転職する側もお互いにいいところばかり見せ合いますよね。それで『いいな』と思って入社してみても、『思っていたのと違う』と半年も経たずにまた転職……というケースが少なくありません。入社=結婚する前にもっとお互いを知って、ミスマッチを防ぐ必要があると思うんです。

 すでに使っていただいているクライアントからは『話を聞きに行く』ボタンからのエントリーの後、実際に会うに至ったのは3割という高コンバージョン率を出した例も出ています。弊社もWantedlyで2人の優秀なエンジニアと出会えました」

 Wantedlyがこれまでの転職サービスとどう異なるか、外資系投資銀行でエンジニアチームのマネージャーを務めていた川崎禎紀さんが、ウォンテッドに転職した例を紹介しよう。


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