SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

ネットユーザーの15%が、ネットや友人・知人から医薬品を入手―ファイザーの医薬品入手状況調査

 製薬会社のファイザーは、インターネットユーザーを対象にした医薬品の医療機関以外からの入手状況に関する調査結果を8月2日に発表した。調査対象は、調査会社インターワイアードのインターネット調査に登録している20歳以上の男女で、回収数は9,806名(男性4,795名、女性5,011名)。

 今回の調査では、医薬品を医師の処方を受けずにインターネットや友人、知人からも入手している実態が明らかになった。インターネットをはじめ、医療機関以外から医薬品を過去5年間で入手した経験があるのは、15.4%(9,806名中1,508名)で、性別、年齢を問わず幅広く存在しているという。そのうち、最近1年以内に初めて入手した人は3.3%で、入手した医薬品は、「解熱鎮痛薬」、「抗生物質」、「アレルギー関係の薬剤」が多い。

 医療機関を受診せずに医薬品を入手する主な理由は「手軽に購入できるから」75.0%(1,508名中1,131名)、「製品が信用できるから」61.6%(同929名)などとなっており、医療機関以外から医薬品を入手すると偽造医薬品を手にする危険性を認知しているのは37.3%(9,806名中3,659名)。さらに、偽造医薬品の危険性を認知していても、入手している回答者は17.2%(3,659名中629名)と少なくない。

 こうして入手した医薬品で副作用の症状を経験した比率が多かったのは、「がん関係の薬剤」38.1%(21名中8名)と「うつ関係の薬剤」27.1%(133名中36名)。また、約6割(241名中142名)の回答者は「副作用が出たが医療機関に行かなかった」と回答している。

 現在、日本を含む世界各地でバイアグラなどのED治療薬をはじめ、抗うつ薬、生活習慣病、抗がん剤といった様々な種類の偽造医薬品が確認されており、医薬品に関する知識がない場合には、不適切な使用による健康被害のリスクを自己責任で負う必要がある。また、個人情報の流出リスクや不良品・詐欺の問題なども考えられることから、ファイザーは十分な注意が必要だとしている。

プレスリリース:「医薬品の入手状況調査 インターネット利用者の約15%がインターネット等から医薬品を入手 偽造医薬品による健康被害が懸念」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/10/05 21:52 https://markezine.jp/article/detail/1589

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング