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「こんな業務アプリがあったらいいな」をカタチにするサイボウズの「kintone」(AD)

Excel運用に限界を感じるが、システム化は大掛かり過ぎる――日常業務の「困った」を解決する業務用アプリを具現化する「kintone」

自社サイトでも利用できるアンケートフォームを簡単作成

 【課題B】では、展示会での情報収集が課題になっていた。こんなときに便利なのが、アンケートツールだ。kintoneには、手軽に情報を収集してグラフ化もできる無料ツールがある。

『アンケート』アプリ (無料) 開発:サイボウズ

 アンケートフォームを簡単に作れる無料アプリ「アンケート」を使えば、展示会のブースにiPadを複数台持ち込み、来訪者にその場で回答してもらうアンケートフォームを手軽に作成できる。記入してもらったアンケートデータをそのまま蓄積し、kintoneから閲覧・集計できるようになる。

活用のポイント:アンケート結果は自社サイトでも掲載可能

 ここでは展示会などのアンケート収集シーンを例に挙げたが、作成したアンケートフォームは自社サイトなどにも掲載できる。ただし、そのためには追加で月額3500円かかる「フォームクリエイター」の利用が必要。それでも、普通に開発するよりも、圧倒的に短期間・低コストで制作できるはずだ。

オリジナルアプリの開発も可能、外部パートナーに開発を依頼することも

 最後の【課題C】は、プロジェクト管理のための使いやすいツールが必要だ。社内の別部署だけでなく、社外の関係者とも情報共有が発生する場合は、セキュリティなども配慮する必要があるだろう。アプリストアに適切なアプリがない場合、kintoneでは要望に応えるアプリを短時間で作成することもできる。ここでは、おすすめオリジナルアプリを開発したある会社の事例を紹介しよう。

kintoneでオリジナルアプリを作成した通信販売会社の場合

 ベルーナは、数十万ページ規模の巨大ECサイトを運営している総合通信販売会社。外部のデザイナーなどにWebページ制作を依頼する際、依頼書のやり取りでミスが目立っていたが、「kintone」を活用してページ制作依頼とコミュニケーションを一元管理することで大幅な効率化を図った。

 同社は、kintoneを使って自社用の依頼書作成アプリをわずか2時間ほどで開発。従来、Excelで依頼書を作成していたのに対して、次のような利点が生まれたという。

  • 必須項目の入力漏れをシステム側でチェック。入力漏れが減った
  • 依頼書の変更個所は履歴を残し、指示内容の改ざんを防げるようにした
  • 各依頼の進捗状況を「入稿・初稿出し・戻し・直し・完了」のステータスの中から選べるようにした。そうしたステータスは、一覧ページからまとめて確認できるようになった
  • 依頼書の内容について不明な点などがあれば、すぐその場で質疑応答できるコメント欄機能を利用。1画面でコメント履歴を追えるようになったことで、意思疎通にかかる時間が減った

活用のポイント:高度なアプリ開発にも対応

 kintoneアプリストアに希望のアプリがなかったら、自力でも手軽に開発できる。どうしても自力で開発できない場合や、APIやJavaScriptを使って高度なアプリを作り込みたい場合は、サイボウズオフィシャルパートナーなどに依頼して、開発を任せることも可能だ。

 クラウドサービスで気になるセキュリティについては、常時SSLで通信を暗号化し、IPアドレスによる接続制限、BASIC認証も無料で利用できる。また、自宅や外出先などのモバイル環境からの利用に対応するため、クライアント証明書によるセキュアアクセスもオプションで提供している。

40以上の業務用アプリを提供。30日間の無料お試しキャンペーンも

 社団法人  日本情報システム・ユーザー協会の調査によると、売上高に対するIT予算の比率は2008年ごろをピークに減少を続けている。かなり昔に導入した基幹システムが業務の変化に追いついていないと感じている人も多いのではないだろうか。kintoneにはここまでに取り上げてきたアプリ以外にも「案件管理」「日報」「タイムカード」など、40以上の業務用アプリがそろっていて、「kintoneアプリストア」からダウンロードして利用できる。30日間の無料お試しキャンペーンも実施中だ。

 業務上、「Excelではうまく想定どおりの業務用ツールを作れないけど、システム開発するのもどうかな」といった課題を感じているのなら、ぜひ一度kintoneを試してみてはいかがだろうか。

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この記事の著者

中嶋 嘉祐(ナカジマ ヨシヒロ)

ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラム、MONOist転職の編集業務などを手掛けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2013/10/07 11:00 https://markezine.jp/article/detail/18518

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