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「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

老舗出版社の“読書離れ”を食い止める奇策「続きを読んで!」とツイートするしおり


 最後に本を開いたのはいつですか? 途中まで読んだものの、放置してしまっている本はありませんか? ブラジルの出版社は、ユニークな方法でリマインドをしています。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要

 時期:2014年
 国名:ブラジル
 企業/ブランド:Penguin Books
 業種:出版

インターネットとは、出口であり入口である

 大手出版社のペンギン・グループはブラジルで、人々の“読書離れ”を食い止めることができるという「ツイートするしおり」を開発しました。

 インターネットが普及し、ネットサーフィンやSNSが日々の生活の一部となり、人々の読書離れは顕著なものになってきています。ブラジルでも読書時間や読書量の減少は深刻な問題の一つとして取り上げられているといいます。

 せっかく本を手にして読み始めたとしても、ついついネットに勤しんでしまい、本を読んでいたことさえ忘れ、本をそのまま置き去りにしてしまう人も多いのではないでしょうか? そんなインサイトに着目してペンギン・グループが考案したのが、本を読んでいたことを思い出させてくれ、再び本と向き合わせてくれる「ツイートするしおり」です。

 一見普通のしおりですが、光センサー、タイマー、ナノチップが組み込まれていて、しおりをはさんで本を閉じた瞬間から経過した時間を記録し、ある一定以上の時が経過すると、『そろそろ本を開けて続きを読み進めた方がいいよ』とツイートしてくれるというものです。

 しおりはいくつかの作家別に用意されていて、まるで作家自らがツイートしてくれたかのように、作家独自の語り口や代表作の引用文を用いて、本の続きを読むようツイートしてくれるといいます。

 これさえあれば、本も作家も忘れ去られて、さみしい思いをしないで済むかも? デジタルコミュニケーションツールの代表格である「ツイッター」を活用して、現代人の読書離れを食い止めようというユニークなアイディアでした。

動画はこちら

参考サイト

 Creative Criminals
 cargocollective

先週の紹介キャンペーン

ドミノ・ピザが掲げる新たなアフィリエイト・スキーム「オリジナルピザを作って、売って、儲けよう!」

 記事転載元:AdGang

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この記事の著者

山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

著者Twitter著者Facebook●About / PR TIMES Inc ・プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の運営 ・ブログマーケティングサービス「ブログタイムズ」の運営 ・WEBクリッピングサービスの提供●About / Vector Group コアバリューである「モノを広める」スキルを通じて、企業・消費者の皆様をマッチしたサービスを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/08/05 19:23 https://markezine.jp/article/detail/20546

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