SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

GitHubで最も使われているオープンソースライセンスは「MITライセンス」

 ソフトウェアのソースコードを公開して、ほかの開発者が改良したり、共同開発できるのがオープンソースの強み。だが、オープンソースだからといって、著作権が放棄されていたり、何をしてもいいわけではない。そのため、ソフトウェアの使用、複製、改変、再頒布を認めるといったオープンソースならではの条件を定めた各種ソフトウェアライセンスがある。

 オープンソースでの共同開発やコード管理が手軽にできる人気サービス「GitHub」のブログで、9日、GitHub.comのリポジトリ(ファイルなどの保管庫)でどのようなライセンスが利用されているのかの調査結果が発表された。対象となったのは、公開されている分岐していない(non-forked)リポジトリ。

 GitHub.comでなんらかのライセンスを利用しているリポジトリの割合は2008年では60%を超えていたが、その後低下し、2013年には10%ほどに下がっている。2013年、GitHubはライセンス利用についての啓蒙のために、ユーザーが好きなライセンスを選ぶときの参考情報サイトchoosealicense.comをローンチ。これによってライセンス利用率は20%を超え、現在では20%前後といったところに落ち着いている。

 GitHubは今回、オープンソースライセンスの利用率のトップ10を発表。1位は「MIT」ライセンスで44.69%、2位は「その他」(15.68%)、3位は「GPLv2」(12.96%)、4位は「Apache」(11.19%)、5位「GPLv3」(8.88%)。

※「その他」は、非標準のライセンス、あるいはchoosealicense.comで紹介されていない標準ライセンス。

 choosealicense.comでは、トップページでMIT License、Apache License、GPL (V2 or V3)を紹介しており、今回のランキング上位にはこれらのライセンスがランクインしている。1位のMIT Licenseは、Wikipediaによると、マサチューセッツ工科大学を起源とする代表的なソフトウェアライセンス。オープンソースであるかないかに関わらず再利用を認めており、数あるライセンスの中で非常に制限の緩いライセンスとしている。

 GitHubはオープンソースの開発者がコードをライセンスし、利用者が適切なライセンスのもとで利用しているかを簡単に確認できるようLicenses APIのプレビューを開始。GitHubはこれから、ライセンスの利用がプロジェクトの成功に与える影響についても分析するとしており、そのためにもこのAPIの利用を推奨するとしている。

【関連記事】
IAB、オープンなRTBプロトコルでネイティブ広告の自動取引を実現するAPI仕様を公開
2015年秋発売予定の「JINS MEME」、API仕様を公開~開発者向けフェーズ本格スタート
IAB、プログラマティックバイイングのための標準API仕様「OpenDirect 1.0」発表
DAC、「広告の露出機会を効率的に増大させる広告配信システム」を開発・特許取得
Turn、ゲーム理論を使った入札価格の算出など5つのアドテク特許を取得

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/03/11 14:31 https://markezine.jp/article/detail/22108

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング