SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

電通、人工知能による広告コピー生成システム「AICO」のβ版を開発 静岡大学の狩野研究室と共同で

 電通は、人工知能(AI)による広告コピー生成システム「AICO (アイコ/AI Copy Writer)」のβ版を開発した。

 昨今人工知能の研究と実用化が急速に進んでおり、広告コミュニケーション領域においても欠かせない技術になりつつある。たとえば、今回電通が開発したシステムで人工知能による広告コピー生成が実現すると、TPOに合わせてリアルタイムにメッセージを変化させることができる。そのため、ネット広告や屋外・交通広告などでよりパーソナライズした広告配信が可能となる。

人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告
人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告

 同社は次世代型広告に関する研究を5年ほど前から行っており、その中で広告コピーの良し悪しによって広告効果がどのように変化するかの定量・定性的評価を行ってきた。その研究をさらに発展させ、自然言語処理を専門分野とする静岡大学情報学部の狩野研究室と同システムの共同開発に至った。

 今回の発表に先駆け、電通と狩野研究室は、双方の知見とノウハウ、データを組み合わせることで、「人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告」を2016年に出稿した。その際、広告制作の実務に携わっている電通のコピーライターが人工知能の学習をサポートし、より人間に近いコピーの生成を可能にした。

 今後電通は、同システム開発を皮切りにさらなる研究開発を進め、より具体的な広告効果が期待できる広告生成の実用化を目指す。くわえて、人工知能と人間のクリエイターの協業による、これまでにない新たな広告手法の研究開発を進めていく。

【関連記事】
カラフル・ボードと協和が事業提携、美容業界でパーソナル人工知能「SENSY」活用へ
朝日新聞社、人工知能への取り組みを加速~レトリバと自然言語処理で共同研究へ
フロムスクラッチ、約32億円を資金調達 人工知能技術やデータ統合基盤の開発強化
電通デジタルと電通、Viibar と資本業務提携 動画製作体制を強化
CMerTV、電通「STADIA」との連携を発表

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2017/05/17 11:45 https://markezine.jp/article/detail/26518

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング