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「SAP Hybris LIVE:Global Summit 2017」

マーケティング領域でも存在感を増すSAP/サブスクリプション時代に、顧客に支持され成功する秘訣は?


 SAP Hybrisはコマースからスタートしたが、マーケティングにも拡大しており目下マーケティングクラウドをプッシュ中だ。同社は10月19日までスペイン・バルセロナで「SAP Hybris LIVE:Global Summit 2017」を開催。その基調講演での、同社 CTOのMoritz Zimmermann氏の講演を紹介する。

マーケティング領域でも存在感を増すSAP

 SAP Hybrisの共同創業者でCTOを務めるZimmermann氏は冒頭、「SAPはついにマーケティングでリーダーになった」と宣言した。Gartnerのマルチチャネルキャンペーンマネジメントのマジック・クアドラントで、リーダーとの評価を受けたのだ。

SAP Hybris 共同創業者 兼 CTO Zimmermann氏

 マーケティングは、コマース、セールス、サービス、レベニュー(課金)の同社のクラウドのうち、比較的新しいサービスが、競争が激しい分野でもある。Zimmermann氏は「マーケティングは我々の秘宝。だが、まだ新しい製品であり、認知に取り組んでいるところだ」と続けた。

2017年4月のGartnerのマルチチャネルキャンペーンマネジメントのマジック・クアドランドで、
SAPはリーダーに位置付けられている

ターゲティング広告から販売、サポートまでSAP Hybrisで支援

 デモはそのマーケティングから始まった。CTI.IOという仮想のドローン会社がターゲティング広告を行い、販売し、販売後のサポートを提供するという一連のサイクルを、SAP Hybris製品を使いながら見せた。

 キャンペーンプランニングでは複数のキャンペーンを同時にプランニングしたり、Facebook、メールなど様々なタッチポイントでリーチできるオムニチャネルのキャンペーンを展開した。フォローアップも可能で、AIを組み込むことでいつ送るか、どのコンテンツにするかなどの回答に答えながらキャンペーンを展開できるという。また、顧客の反応を分析して最適化もできるという。

SAP Hybris Marketingのキャンペーンプランニング

 カスタマージャーニーにおける様々なタッチポイントのアトリビューションをダイナミックに理解することもできる。SAP Hybrisは2016年末にAbakusを買収、Abakusの技術を利用したものだ。このような分析により、あるEC顧客は新規顧客獲得を23%改善できたという。

キャンペーンフローを分析。Abakusの技術がベースとなっている

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この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーライター

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/10/30 13:46 https://markezine.jp/article/detail/27316

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