セールスフォース・ドットコムは、小規模・スタートアップ企業向けに、CRMプラットフォームをベースに構築されたエントリー版アプリ製品群「Salesforce Essentials(セールスフォース・エッセンシャル、以下Essentials)」を国内で本格展開することを発表した。第一弾として、「Sales Cloud Essentials」と「Service Cloud Essentials」の提供を開始する。なお、Essentialsは、Salesforceの標準製品と同様に、春、夏、冬の年3回、機能アップデートを行う。
Sales Cloud Essentialsは、小規模な販売チームの立ち上げと運営、業務のスマート化、売り上げの拡大を可能にする。Lightning Sales Consoleでは、1つの画面で顧客の全体像(行動履歴、主要な取引先、カスタマーコミュニケーション、社内での議論など)を把握でき、Salesforce Mobile Appを使ってあらゆるデバイスからそれらの情報にアクセスすることが可能。また、レポートとダッシュボードによって、会社の業績を容易に把握できる。販売プロセスが効率化されることで、顧客関係の構築により多くの時間を費やすことが可能になる。
Service Cloud Essentialsは、小規模なサービスチームによるヘルプデスクの立ち上げ、およびパーソナライズされたカスタマーサービスの提供を容易にする。Lightning Service Consoleでは、1つの統合デスクトップ画面から顧客とのやり取りを隈なく把握でき、顧客が電話、Eメール、Twitter、Facebookのいずれによって連絡を取ってきた場合でも、1カ所で正確にすばやく問題を解決するのに必要なコンテキストを確保することが可能だ。また、Service Cloud Mobileアプリによって、パーソナライズされたカスタマーサービスをあらゆる場所から提供できるようになる。
【関連記事】
・Dropboxとセールスフォースがパートナーシップ強化 連携機能の提供を開始へ
・あなたはどのタイプ?SNSの利用を左右する「承認欲求」の4タイプ【セールスフォース・ドットコム調査】
・IBMとセールスフォース・ドットコム、戦略的パートナーシップを強化 AIがカスタマーサポートを支援
・セールスフォース・ドットコム、MAツール「Salesforce Pardot」日本語版を提供開始
・IMJ、「Salesforce Commerce Cloud」の導入・運用支援サービスの提供開始