電通と電通イージス・ネットワークは、日本・中国ハイブリッド市場のマーケティング課題にクロスボーダーで対応していくグループ横断組織「Dentsu China Xover Center(以下、Dentsu CXC/デンツウ シー・バイ・シー)」を中心に、同市場における統合ソリューションを強化していくと発表した。
具体的には、グループ各社との連携の下、日本・中国クロスオーバー消費行動モデル概念「SSSフレーム」の開発、および中国EC運営会社「Leqee(ラーチー)」との戦略的業務提携を進めていく。
「SSSフレーム」は、日本と中国を別の市場として捉えず、相互に影響し合うハイブリッドな市場として捉え、中国インバウンド、越境ECのコミュニケーション・プランニングに活用する概念。訪日中国人定量調査、訪日中国人インタビュー調査、Dentsu CXCメンバーおよび外部有識者の知見をもとに開発されたものだ。今後、企業・団体へのコミュニケーション・プランニングにおいて提唱していく。
EC領域において業務提携を行ったLeqeeは、70以上のグローバル・ローカルブランドのEC店舗を運営する中国有数のEC運営会社。
Leqeeは中国国内ECおよび越境ECオペレーションにおける専門性、優位性を持ち、電通はブランディング、マーケティング領域における専門性、優位性を持つ。電通グループはこれらを融合することで、中国国内EC、越境ECを展開する企業に対し、「ブランドコマース」サービスをワンストップで行い、売り上げ向上や新たな付加価値提供、課題解決への寄与を目指す。
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