SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

DNP、店頭マーケティングの効果を予測するAI機能を拡充 ユニリーバ・ジャパンと実証実験を実施

 大日本印刷(以下、DNP)は、メーカーに対し、発売前の商品の売上予測シミュレーションや小売店舗でのテストマーケティングなどを支援する「DNPテストマーケティング支援サービス」を2021年1月から提供している。

 今回、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング(以下、ユニリーバ・ジャパン)と共同で実証実験を実施し、同サービスの機能の1つである、店頭のマーケティング施策の効果を事前シミュレーションする「AI売上予測システム」の精度向上と機能拡充を図った。

 AI売上予測システムにおける新機能のポイントは2つある。

 1つ目は、店頭でのマーケティング施策効果の事前シミュレーションが可能となったこと。同システム導入先企業の自社商品や競合他社の商品に対し、店頭での販売価格や棚割り、店頭設置の販促物などによる売上の変化を、AIに学習させた多次元予測モデルを用いてシミュレーションする。発売前の商品の適切な価格やパッケージ、他社商品との競合状況、効果的な販促ツールなど、トータルの施策の効果に関し、生活者が商品を支持する度合いを測る指針の1つである「PI値」で予測する。

 2つ目がPOPのデザインも視野に入れた売上予測が可能となったこと。POPのデザインプランの有無に加え、POPに使用する背景色やフォントのサイズ・太さといったデザイン要素が、どのように販売動向が変わるか予測を行う機能を追加した。

 ユニリーバ・ジャパンとの実証実験では、シャンプーやコンディショナーなど、ヘアケア商品(合計34商品)を対象に、複数タイプのPOP(スイング式、棚のレール用のカード、バックボードなど)のデザインや設置個所などによる効果の違いについて、POSデータに基づいて分析。結果、PI値の上昇に寄与する以下の要因を発見した。

1.メインコピーのフォントの大きさ
2.メインコピーのフォントの太さ(1よりも売上動向への関与度は低い傾向がある)
3.特にプライスカードの全体サイズ
4.プライスカードの背景色

【関連記事】
GumGum、大日本印刷と協業 DNP独自の広告取引経済圏にコンテクスチュアル広告サービス提供
DNPと日立ビルシステム、エレベーター向けデジタルサイネージ事業を開始
DNP、出版DXの一環として武蔵野美術大学と「未来の読者をつくる仕掛けづくり」の研究を開始
DNPと東芝エレベータ、マンション・オフィスビル向けにエレベーター内デジタルサイネージの運用を開始
DNP・JCBら4社、顔認証マルチチャネルプラットフォームの事業化に向けた検討開始で合意

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/03/31 15:00 https://markezine.jp/article/detail/38691

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング